2011/1/27更新 
しばらくお休みしていました奥ちゃんのページもかんざし浮き・釣り日記として再開することになりました

 
かんざし浮き・釣り日記
                               監修 奥ちゃん
                                       このページは友人奥ちゃんが編集しています
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始めまして、監修者の奥ちゃんといいます。

印旛新川のある八千代市に在住し
自作のかんざし浮きとTomiji製のかんざし浮きを

用いて年間80回ほど印旛新川で釣りをしています。

ネット マスターのTomijiとは親と子ほど年の差はありますが、Tomijiの新川を愛する姿勢に惚れ込み、僕もまた、Tomiji同様に目標に新川釣りを楽しみ、未来へ新川を残そうと思っています。

 ヘラ歴は3年ほどと、弱いですが、日記を書きながら
腕を伸ばそうと思っています。

皆様、よろしく お願いします。
奥ちゃんへのメールです
   ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
                   


21  かんざし浮き釣り日記・・・今年、最後はボソだった。 26  かんざし浮き釣り日記・・・釣り談義
22  かんざし浮き釣り日記・・・謹賀新年 27  かんざし浮き釣り日記・・・健康診断 
23  かんざし浮き釣り日記・・・小フナさん 28  かんざし浮き釣り日記・・・寒空の飛来者
24  かんざし浮き釣り日記・・・初雪はテントから 29
25  かんざし浮き釣り日記・・・ヘドロも護岸も行列 30

11  かんざし浮き釣り日記・・午前、水門開放、昼過ぎ風強まる 16  かんざし浮き釣り日記・・・季節に迷う昨今
12   かんざし浮き釣り日記・・段差の宙・・太トップのかんざし 17  かんざし浮き・・・冬っぽくなったぞ。
13  かんざし浮き釣り日記・・放流を前に 18  かんざし浮き釣り日記・・・気温1度
14  かんざし浮き釣り日記・・新川は洪水、川鵜は離れる 19  かんざし浮き釣り日記・・・寒夜の短竿
15  かんざし浮き釣り日記・・・平成23年度 放流バッチ 20  かんざし浮き釣り日記・・・聖夜の中でゴミ掃除 

 かんざし浮き釣り日記   はじめまして  かんざし浮き釣り日記・・・持ち物
 かんざし浮き釣り日記  1回目 ・・素敵な川で  かんざし浮き釣り日記・・・釣り台を並べた仲間
 かんざし浮き釣り日記・・2回目・・3年生スタート  かんざし浮き釣り日記・・・10尺で50pの鯉を目安に
 かんざし浮き釣り日記・・・作っては直し使っては直す。  かんざし浮き釣り日記・・・面白いフナ属
 かんざし浮き釣り日記・・・その人に会いに 10  かんざし浮き釣り日記・・・Tomijiと一緒に

28  かんざし浮き釣り日記・・・寒空の飛来者
 寒〜い中にあっても、自転車こぎこぎ、寒空の中、新川に行く。

  去年は、寒いからと釣りをするのが嫌になるけど、昼間10度前後の好天が続く昨今、巣籠もりといわれる時期にでも、夜になると動き出す魚がいる。

  なんで、寒いから、、と理由をつけて、釣りをしなかったのか、疑問符を自分につける。

  静まりかえった水面で、いつものように釣りを始める。

  竿は10尺前後、釣れるのは大型の鯉が多いが、そのまま、。

  時折、ジャミや大きなギルが釣れて来る。

  こんな事ってあるのか、、と思うが、、昼間の暖かさのおかげと思う。

  釣れない、止め時とも思った時も、サワリが入るから、止められない。

  突然、バタバタと羽音をとどろかせ、暗くなった数メートル先に羽を大きく広げ着陸する。

  名はわからないが、びっくり、大きな鳥が飛来した。

  僕は驚いたが、鳥は驚かないのか、堂々と着陸し、ジッとしている。
  
  僕のそばで、同じように浮きを水面を見ている。

  ギルでも釣れたら、あげようかと思うが、釣りどころでなく、浮きを見ながらに、鳥を見ていた。

  少し、ぼーっとしてきた時、ふと水面に泡が、、。オッ、来たか。と期待を膨らませる。

  その時、隣にいた大きな鳥に大きく動く、、グーッと瞳に力が入り、眼光鋭く、翼の羽が、

  大きく膨らんでいる。

  へー、、、。凄い変化。

  ズシーンと深く沈み、あわせたが、、アレ?のらない。

  思い切り、会心の合わせにしくじり、恥ずかしい最中、鳥にそっぽを向かれた。

  恥ずかしく、練り餌を鳥にあげようと、投げたら、バタバタと空に羽ばたかれてしまった。


  さながら、恥ずかしいが、あの鳥と同様に、気合入った瞬間。

  あの鳥の全身の変化は、力強かった。

  偶然かもしれないが、僕が水面の変化をとらえるエネルギーより、鳥が力をこめる瞬間は

  そばで見ていて、迫力があった。


  その後、ジャミや鯉を釣り、新聞屋さんが、動き始める前に、凍ったタオルで道具を拭いて

  帰宅した。

  釣りって、思いがけない事がおきるよな。

  魚の気配を感じた瞬間の大きな鳥の変化に圧倒されながら、自分のふがいなさを感じた。

  感じる所多い寒空の飛来者だった。

  • TOmijiのコメント
  • 凄い描写だね!

    臨場感がひしひしと伝わってくる、鳥の息遣いが聞こえる様だ。

    眼光鋭く、泡が出る前に鳥には分っていたのかも知れない。

    もし釣れたら鳥は一気に羽ばたいて獲物に殺到したと思う。
    そんな場面に出会ったら奥ちゃんは驚きで卒倒したかもしれん!
    そんな場面に出会わなかったのがせめてもの幸いだったと思う。


27  かんざし浮き釣り日記・・・健康診断
 快挙だぞ。

  社会人になってから、半年に一度は健康診断を受ける。

  毎回、中性脂肪や肝機能、、肥満、メタボと必ず、精密検査や要受診とかのチェックが入る。

  が、しかし、、なんと、、昨年末の健康診断は、なんと、、正常値に。

  へらぶなを目指して、3年目。

  運動不足が気になっていて、半年程前から自転車を利用しはじめた。

  釣りの間に、タバコやコーヒーなど、座るにしては、、不健康なものばかり。

  イライラはしないが、やはり、健康的ではなかった、。と思う。

  不眠や疲労感がタップリの釣りも経験していたから、どうにかしなければと思っていた。

  何年ぶりの成果に、、何度も健康診断通知書を見返しては、喜んでいた。

    新川には、たくさんのベテラン勢が多く、どの方も健康そうに見える。

 そして、僕もまた、いつまでも、竿を握り続けたい、という目標が強まっていた。

 大きい。小さい。とか、釣れた、釣れない。の結果ではなく、いつまでも、釣りを続けたい。

 その思いが、新川のベテラン者から感じるのだ。

  そんためにも、健康でいなければ、、。

 そんな思いが強まり、奮起した甲斐があった。

 新川は風があるし、自転車使うのが、嫌な時もあるけど、、負けられない。

  ネットマスター、tomijiも元気だ。

 70歳ほどだろうか?

  僕もまた、マスターのように70歳ほどまで、野釣りをできるように過ごしたい。

  健康に注意すること、。そう行動すること。

  そう思った。


26  かんざし浮き釣り日記・・・釣り談義
土日は、子供の習い事の送り迎えなどがあり単独行動はできない状況。

 だから土日は決まって、いつもの場所にいる釣りの友人、先輩の場所へ。

 年間を通し、決まった場所で釣りをされているから探すのに便利。

 四季を通し、同じ釣り場を使用している、、、、なんで、同じ場所なのか?

 場所を変えない事で感じられる趣向、味わい、魅力の支えを受けている事は確かと思った。

 久しぶり、嬉しいな。ご挨拶、、、近況報告を、、。どうも〜、、。

 お凸ですよ〜と報告しあうも、お凸もまた、楽しいという独特な世界と思う。

 少し、最近の釣りの報告をする。

 ここ半年ほど僕は長い竿は全然、使っていない。

 去年、10尺ほどでノッコミに挑戦、当たりはあるが、取り込みまでできなかった。

 そのトラウマがあって、ずーっと、短竿で釣りをしている。

 長竿を使えば、取り込みやすくなるのに、、と、そう思うけど。

 鯉とのやり取りをし、練習している。 

 もう1年ほどになるのに、、ボサ場でのノッコミ、短竿、という点に自信がない。

 今年のノッコミでの釣果のみが、自信につながると思うが、長竿重宝の時期にあって、短い竿で、鯉とのやりとりに時間をかけている。

 そんな思いを、久しぶりの友人は、うなずきながら聞いてくれていた。

 のっこみでの失敗に引きずられて過ごしている。
Tomijiのコメント

凄い描写だね!

臨場感がひしひしと伝わってくる、鳥の息遣いが聞こえる様だ。

眼光鋭く、泡が出る前に鳥には分っていたのかも知れない。

もし釣れたら鳥は一気に羽ばたいて獲物に殺到したと思う。
そんな場面に出会ったら奥ちゃんは驚きで卒倒したかもしれん!
そんな場面に出会わなかったのがせめてもの幸いだったと思う


25  かんざし浮き釣り日記・・・ヘドロも護岸も行列
寒いな〜、なんて、ゆっくりしていると、この時期の新川は、釣り座が無くなる。

 ズラーッっと、並ぶ釣り師達。

 きっと、情報通でポイント設定の鋭い方達だろうな。

 群集だね。

 疎密がはっきり分かれている。

 ゆっくり準備していたら、釣り座は無くなり、密と密の間の隙間に竿を出した。

 後から竿を出すのだから、左右の方にご挨拶し、左右の方より短い竿を使った。

 釣れる、釣れないの判断より、、、きっと寒い時間帯から歓喜の瞬間を目指しているのだもの。

 ここでいきなり、長竿使えないと思った。

 密と密の間の疎の部分でも、そう思った。

 この冬で3回目の新川だな。と、太陽光を体いっぱいに受け、風よけをして浮きを見る。

 長竿の中にあって中竿で、、、、時間を過ごす。

 昼ごはん前後の数時間、朝ご飯から夕ご飯までの方とは、、スタートが違うしな。

 時々、ベテラン勢が釣っている姿を見かけては、この歓喜が新川を支えているのだと思った。

 、、、、、、、、、。

 、、、、、、、、、、。

 釣れない。

 、、、、、、、、、。

 あと、2ヶ月もしないで、また、季節が変わる。

 冬の中で過ごせるのも数えるばかり、浮きとにらめっこするも恥ずかしい。

 ベテラン勢の中にあって、恥ずかしい程のノーピクに肩身は狭いが、、。

 エッ、、また、釣れたの?と、時々両サイドから聞こえる歓喜に驚く。

 遠くにいる自分の倍程に年齢を重ねている方の元気な風貌が印象的。

 、、、、、、、いいな。

 、、、、、、、、、、、。

 僕が、70歳ごろになっても、新川には、多くの釣り師がいてほしいな。

 、、、、しばらく、ノーピク時間を過ごし、チャンス時間前に終了。

 お凸でしたが帰宅路。護岸に停車する釣り人らしい車を数えたら、35台だった。

 35台、35人。

 僕ほど、遅く来て、早く帰る人もいないだろうな。と思うけど、。

 自分に無理しない範囲で、次ぎの用事に穴あけないように、と、帰宅した。



24  かんざし浮き釣り日記・・・初雪はテントから
 寒いのになぜか、釣り場に行きたくなる。

  最低気温は−2度でしょう。と予報があるのにも関わらず、暗闇の中、新川へ。

  寒いなーと思いつつも今日は新しい道具を準備した。

  休みでも昼間、何かと小さい用事が重なり、釣りの時間が作れないから、そんな僕は、やはり深夜から朝方に釣りをする事が多い。

  正月明けに、マスターTomijiから言葉少なく、渡された道具があった。

  「ヘラテント」なる道具で、「雨風にどうぞ。」とレジャーでも使えそうな綺麗で軽く、匂いのないテントだった。

 無論、使ってみたい。  

  去年の今頃は釣れないからと行きもしないが、今年は、ヘラブナこそ釣れていないがフナさんに会えているから釣れているから、自分の釣れないという根拠に疑問を持つ。

  釣り始めてから、わずかで、相変わらずジャミの多い状態になり浮きが動きはじめる。

  鯉だと思う泡やもじりが浮き周りに散在する。

  鯉だと思うも、、、期待が強まる。


 当らないな。と思いはじめると、何やら白い物体が肩に、、ユラユラと、、、。


 エッ、雪かな、雹かな?白い氷の粒粒が降ってきた。

 釣り台には、グルテンの粉末をこぼしたように、うっすらと粉状に積もる。

 わずか10分程かな。雪のような小さい氷は止んだが、テントには白粒が残っている。

 テントデビュー戦は風や雨でなく、雪?だった。

 そんな感傷の中、、、、、、フワー、、ズドン。

 入った。

 、、、、、

 やった!と、竿のしなりに興奮したが、水面に白い大きな腹部を見せた瞬間、ブチっと、

 切れてしまった。


 、、、、、、いきなりビックリのがっかり。

 何度かある新川での、ダメだと思っている時の当たりとその後のブツ切れ。

 せめて、顔見れたらと思うが、白く大きなお腹の残像のみ印象的で悔やまれる。

 鯉かな。、、、、、、、、、、でも、、雪舞う中、、食い当たりがでる喜びが大きい。

 水オケの表層は凍結、濡れたタオルも一部氷になっている。

 一部はカサカサに乾いて、凍っているタオル。

 タオルは凍るが 、、、、、、、、、、、、、、魚はいる。

 寒いが、川には泡やモジリがある。

 悔しい思いを引きずりながら、その後もしばらく浮きを見ていた。


 風が強まり、いよいよ、、、テントが凍りはじめた。

 無理することもないか、、、ノーピクになっている。

 残念とテントを仕舞い、帰り準備をする頃、Tomijiからメールが入った。

 こんな遅くまで、きっと、ネットの更新していたのだろうな、、、釣れてません。と、

 すぐに返信をし、帰宅した。

 帰宅路の凍結が怖かったが、こぎながらに自分の予想が外れること。

 寒くて釣れない、越冬している、口使わないなどと思っているが動いている魚がいるのは事実。

 へらぶな釣りを初めてから、何度も、予想もしない事を体験する。

 自分の判断の不正確さを感じ、自分の不正確さを信じれるようになる。

 そんな不正確なヘラ歴3年目の僕に幅広く、新川の状況を教えて、公開しているネットがある。

 そんなネットがあればいいな。と思っている時に「へらぶなの世界」に出会ったと思いだした



23. かんざし浮き釣り日記・・・小フナさん
 新年を迎え、今年もヘラブナ釣りを楽しんでやっていこうと思っている。

  連休があり新年の初釣りと意気込むが、まずは、Tomijiに年始のご挨拶。

  この時期の新川は活気があるズラーと40人はいるだろうな。

  会いに行くまでの護岸沿いのサイクリングは、枯れた川岸につり人という花が咲いたように、

  風よけのパラソルが花を咲かせている。

   ようやく、Tomijiの場所に着き、新年のご挨拶、そして、いろいろと釣り談義。

  Tomijiは新川歴40年ほどのベテランだから経験の厚みがあり、詳しい。

  釣りの迷いなど無くなる季節の方法をレクチャーしていただき、その場を離れた。

  
  もう1月なのに、僕は手の平大のフナさんを釣っている。

  既に、尺半のヘラブナが釣れている新川なのに、、。


  未だ、新川、、小フナが釣れる。

  そんな釣りをしているが成田山に初詣。

  新川そばの飯綱神社にも詣でに行くが、交通安全の祈祷は成田山で受けている。

  お札をいただき、車に載せ、1年の安全を祈願し、今年も無事に釣りをしていきたい。

   参道を歩けば、毎年、思うのだけど、フナさん達が売られている。

  このサイズのフナさんと、最近、よく遊ぶのだけど、、、、。

   新川での釣りを楽しみながらも、今年の釣りが安全なものになるよう心を鎮める。

  そんな思いのできる季節が今なのだろうな。

  新川と離れても、絶えず、釣りを考えてしまう最近だ。


かんざし浮き釣り日記・・・謹賀新年
 明けまして おめでとう ございます。

 本年も「かんざし浮き」を使いながらヘラブナさんと四季の移り変わりを楽しんでいきたいです。

 神が人里近い場所にいるような気がしていて包丁や針など鋭利なものは持たないようにしていたが、やはり、そんな抑えが効く訳もなく、新年2日に釣り場に向かってしまった。

 暗闇の中、釣りをはじめ、静寂感ある中、日の出を迎える。

 あと少しで夜明けかな。と思うと、南によった位置から月が昇り、まもなく、朝日が昇る。

 寒い中にあって、月と太陽が短い間隔で登る、不思議な星ぼしの動きに驚嘆する。

 新年を迎えるが手の平大のフナと鯉が元気で、相変わらずの状況だった。

 釣り場に心を向けながら大晦日から元旦にかけて、かんざし浮きを作っていた。

 球体発砲、グラスムクという素材は、決定的なものだが、個人的に、以前から、竹ヒゴ使ったかんざし浮きを作りたく使いたく新作浮きを作って過ごした。竹ヒゴ分トップが太く、重さのあるトップになったが、自然素材の温かみがやさしい手触りに仕上がった。

 性能というより、趣向の世界にどっぷりのかんざし浮きに仕上がった。

 竹は水分を吸い変形が激しいと予想されるからコーティング塗料で防水性を高めようと思って、漆塗料で試作したが、失敗に終わり、いつもの蛍光塗料の仕上げとなった。

 今、新川は、40cmほどのヘラブナが釣れ始めているが、自作浮きの製作は別の楽しみ。

 餌落ちメモリが先端付近の物、トップ中央にある物、、トップの太さを代え設計し、自分の美観を含めてデザインして、釣り心地たっぷりの楽しい時間を過ごせた。

 新春を自分の美観や好奇心を満たす味わいある浮きで過ごせる。

 喜びの一時で冬晴れの天候下、楽しみを作っては、川面に写る浮きの姿を想像している。

 月と朝日を見て、今年の釣りを誠心で迎えようと思った。

 冬を過ごし、春へと、1年を通して行える釣りがいい。

 去年からの課題を振り返っては、経験の深まりに喜び、釣り方の研究へと気持ちは動く。

 楽しみだな。

 今年も川の神様に感謝しながら、釣りを楽しもうと新年の朝日を受けながら思った。


かんざし浮き釣り日記・・・今年、最後はボソだった。
 あ、今年も終わりだな。と今年最後の一投を引き上げるのが惜しかった。

 日々、釣りをしないと気が変になりそう。と、釣り場へ逃げ込むような心境になっている。

 逃げ込む。エッ?と抵抗した時期もあるが最近は、そう思うようしている。

 僕は大抵、新川の西側の護岸で釣りをするが、いつもの自分の場所で釣りをするのが楽しい。

 大抵は、暗い時間から朝にかけての時間が僕の生活スタイルにあっている。

 この夜明け前の眠くもなく、ひたすら日が昇るまでの清涼感、静寂感が好きだ。

 夏の頃は月は東から昇るが、12月はやや南、東南方向。月の位置で季節を感じるのだ。

 そして、今年も東南の方向にある月を見て終了した。

 衣服に霜がつき、ザクザクと音を立てて枯れ草を踏みしめ帰路につく。

 今日も鯉とフナは元気だが、秋口からずっとこの鯉、フナばかり。

 僕が常時使用するかんざし浮きは、Tomiji作成だが、暗い時間用の浮きは、蛍光ホワイトとエナメル塗料(白)を用いて塗装し、外灯からの光を反射させ視認性を高めている。

 新川には橋が多いから、橋そばでは、充分に15尺ほどまでなら使える浮きになっている。

 今年1年間は昼夜を通し、全てかんざし浮きを使った。

 かんざし浮きを昼夜、四季を通して使う事を目標にしていたから達成だな。

 去年は電気浮きが重宝で、暗い時間に使っていたが今期は、全てかんざし浮きだった。

 かんざし浮きの完全使用、言葉だけの先行のようだが、手製浮きを使い続けるって感動深い。

 新川の野べらは釣れなかったが、使い続ければ、いつか出会う気がする。

 何か、心に自信を持つことが、釣りには大事と思う。

 何らかの自信が自分では満足の40cmのフナを10枚ほど釣る事につながったと思う。

 過去、産卵期のみ、野べラを釣った実績だが冬から春より夏、秋は難しい事がわかった。

 野ベラの多くが、釣り餌を捕食する訳で主食では無い。その事実が身にしみた。

 残念さもあるがヘラブナを釣る課題は、持ち越しの課題となった。

 今期は、底釣りから宙にと、、長から短竿へと方法を変えた。

 短竿、宙、太いトップを使った釣り、去年と方法を変えて、宙での使用頻度を高めた。

 宙の棚でかんざし浮きの太いトップを使った。

 去年より、釣り幅を広げ経験を深められたことも実績の一つ。

 これも、また、、嬉しいことだ。

 以前、Tomijiから、いろいろとアドバイスを受けることができたが、圧倒的な経験の差にその場ではうなずくがわからない事も多かった、。でも、1年間ずっと使い続けてみて、経験が増えてかんざし浮きの理解も深められたように思う。

 新川で釣りを始めて3年目、やっと、新川の釣りの面白さを体感できたかな。

 新川の川幅よりも、ずっと、広いヘラブナ釣り。

 わかった気になり天狗になるのだけは避けようと思う。

 Tomijiと知り合った時、同じように、天狗鼻を折られたっけ、、、。

 明け方は寒いが、全然、情熱は冷えない。

 1年間を振り返り思い出に包まれながら、釣りって面白い。新川の野ベラを沢山釣りたいな。と、新年に向けた思いは高まった。

 「1年間、ありがとう ございました」と、新川の川の神様に一礼し、納竿した。

 数日間は、竿をメンテナンスし、新年に備えよう。

 小さな事故はあったが、大事故は無かった。

 ほっとして、釣り場を離れる時、かんざし浮きと共に過ごした日々に心地良さを覚えた。

 2010年の釣りは終了。2011年に向かう。



かんざし浮き釣り日記・・・聖夜の中でゴミ掃除
 先週は選挙で、騒がしい週末を過ごした。

 今週は、クリスマスイブにパーティーがあり軽井沢に行った。

 軽井沢は気温0度で寒い。せっかくだからスキーをするが、早く帰宅し新川のフナさんに会いたい。と遠く200Km先のいつもの釣り座に心は飛んでいた。

 上信越、関越、外環と渋滞、事故の無いように新川に到着。

 前回は気温1度まで釣りをしていたが、軽井沢では0度から−2度で体を慣らしていたから気温6度の新川は特別寒い場所ではなく感じた。

 8尺を使って、宙釣り、底釣りと釣果というより、餌とか釣り方を練習する気分で釣りを始める。

 去年のクリスマスは鯉ばかりで釣れない夜だったが、不思議と今冬は、暖かいのかな。

 2投目で、いきなり小フナが釣れ、その後は相変わらずのギル、ギル、フナ、鯉が、続く、。

 そして、宙にしていると、やった!、、3週間前に放流したフナかな?体色が黒く、太っている、、地ベラではなく、半ベラとも少し違う、放流ヘラが釣れた。

 放流した場所から数キロ離れた場所で、3年連続して放流に参加しているが、自身初の放流ヘラをゲットできた。

 「久しぶり、元気だった?」と声をかけ、「大きくなってね」と。リリース。

 少し遅れた放流ベラ、ゲットだが、年の瀬の季節を感じる。

 冷たい南からの風が続く、疲れは視力から来るのかな。

 浮き見るのが、辛くなり終了とした。

 でも、なぜか、帰宅を遅らせ、少し、掃除をした。

 カバンから、オモリと三つ又の針を取り出し、ロープにつなげ、水中へ。

 引きずれば、大きなゴミが水中から、出てくる。

 ウゲェ、気味悪いな。

 いつも、釣っている場所の水底には、こんなにゴミが、、。

 大きなビニール袋や大きな木が続々と引きあがる。

 ルアーも多く沈没した木にルアーが絡んでいて、糸も多く回収できた。

 僕の仕掛けもあるかなと、少し水底のお掃除。

 しかし、ゴツゴツとした岩、ブロック、石も多い。

 30分ほど、水底を掃除した。

 ゴミは多いが、ヘドロ臭くなく、少し、自分が釣っている場所の水深の情報も収集できた。

 こんな夜に、掃除しなくてもと思ったが、少し、聖夜らしく清らかな思いになりたかった。

 短い時間ながら、スッキリでき素敵な趣味に、感謝し、、帰宅。

 寒くても、フナさん達は元気で楽しめる。

 しかし、冬場の釣り方もあるから、釣りって、年中できるのだな。と思った。

 もう、今年はこれで、ラストかな???。

 「 う〜ん。数時間なら、まだ、来れるな。」と、欲深い思いに、聖夜でも、包まれてしまった


かんざし浮き釣り日記・・・寒夜の短竿
 かんざし浮きを使って釣りを楽しむ事、2年と少し。

 僕は、今、堂々と、心あたたまる新川の釣りを楽しめている釣り人の1人と思っている。

 釣れたか?どうかの選択ではなく、釣れなくても、浮きを見る時間に酔う。

 寒い中にあって、感覚は冴えてきている。

 短い竿で、こんなにも想像以上に大きい鯉や尺サイズの鮒族を釣ると、護岸についた水コケを

 静まった時間帯、食べにくるのではと、護岸に着いた水コケを確認している。

 短い竿でもやはり竿。

 機能的に作られていて、ただ短いだけの棒ではなく、機能的と感心する。

 短い竿をそろえたくなる衝動にかられる程。

 長い竿が欲しい。と思った時期もあったが、ピッタリの長さが欲しいと思い始めている。

 最近、寒くなってきた。

 寒夜の中、釣りをする時間が増えてきた。

 日は早く沈むし、中々、登らないし、どうしても、暗い時間帯に竿を出すことになる。

 小学生の頃、釣り場に行くのが嫌になるほど、冬場の釣り場は、生命感のない退屈な場所だった。

 でも、その生命感のない細い水路で、黙々と竿を出している釣り人がいた。

 吐く息は白く、寒いのだけど、しっかり鮒を釣り上げていた。

 小学生だった僕は、寒いから、頬を赤らめながら、その光景を見ていた。

 寒いから、そう長くは見れないのだけど、へー、、大人って凄い。と感心したものだった。

 短い竿を使って釣りをする人を見ると思い出す、いつもの光景だ。

 最近の新川は、まだ、冬本番ではないから、ジャミが多い。

 ギル、ギル、ボソ、ボソ、半ベラ、小ゴイ、大ゴイ、半ベラ、、。

 そんな状態だけど、そんな感じだが、、今、8尺前後の竿を使い、手の平ほどの大きさの魚を釣っては楽しんでいる。

 子供の頃、見た、、寒い空の下で、短竿を使っていた、その人を思い出す。

 長竿が輝く新川のその時期が迫る中にあって、小さな、小さな、、短い、短い、竿が輝いている。



かんざし浮き釣り日記・・・気温1度
 去年、気温4度が僕の最低気温下での釣りだった。

 記録更新とばかり、気温1度まで釣りをした。

 今日の朝、新川沿いの気温は1度だった。

 無風のため体感的には、そんなに寒くは無いが、気温1度って凄い。

 まず、気温1度で水面温度が5度になっても、ボソやギル、小鮒、小鯉、

 80pほどの鯉は元気、尺ほどの半ベラも元気。

 ヘラブナはお凸だが、あまりにもジャミが多く浮きは落ち着かない程。

 ブラックバスが釣れた時は、ジャミが多いのだと確信した。

 気温こそ低いが浮きは良く動き、止め時をつかめずにいた。

 「去年、こんな事無かったよな、。」と思いながら気温1度を過ごす。

 1度になると、80pの鯉は、全然暴れない。

 スーッと、丸太のようになり、夏場なら、釣れないと思うほどの大きさ。

 ボソやギルが元気で、浮きはヒョコヒョコ動くから、這わせたりして、落ち着かせようとするが、30分に1枚、半ベラが釣れるほどのペースが続く

 お茶を飲もうとしたら、シャカシャカとお茶はシャーベットになる。

 タモは、バトミントンのラケットのように固まり水オケは薄氷となる。

 餌は、段々と硬くなり、餌が冷たいバニラアイスのようになった。

 全身の衣服の表面は薄い氷に覆われる。

 一緒にやっていた仲間と二人して、初体験の世界に酔いしれた。

 「それにしても、気温に関係なく、水中は元気だね」。

 「俺ら馬鹿だね。アハハ、、。」と、唇が乾く。

 しかし、なんで今年はこんなに、釣れるの?異常気象だね。

 気温1度の中、道具、衣服、全てが薄く凍る中、楽しい釣りとなった。

 ヘラブナさんは釣れていないのだけど、、達成感ある釣りだった。

 釣れない釣りに夢中になり、恥ずかしいけど、どんどん釣りを好きになる

 自分が嬉しい。


かんざし浮き・・・冬っぽくなったぞ。
12月になり、寒くなってきた。

暗くなったなーと思うと真っ暗。

寒くなって指先が動かない。と細かな作業が苦手だが何やら嬉しいことだ。

寒いが、まだ、ギルや小フナや小鯉や大鯉は元気で浮き周りはにぎやか。

 ヘラブナこそ、釣れてはいないが、立派な半ベラさんも登場で、冬の寒さを歓迎している。

 去年、この時期は、寒さに負け、釣れない日々となったが、気温は10度前後あり、水温も10度前後とまだ、では無い。

 こんな寒さだからこそ、寒さの中、動ける体力あるフナ族の登場だ。

 さて、ワクワクの大型のフナ族の出番を待っている。

 去年は、もう釣れないよ、と、、ガッカリしていたが、やはり、3回目の冬は、経験の力かな。

 釣れない、という状態ではない。

 浮きにまだ、サワリが消えていないから、釣りを楽しめている。

 ただ、鯉は元気だから、鯉の仕業だろう。

 ハリス切れの惨状は続いている。

 中々、寒く、手がかじかみ、ハリス代えが、苦労だが。

 さて、大型の季節だ、。

 防寒して、いよいよ冬の新川に出発。


かんざし浮き釣り日記・・・季節に迷う昨今
 12月に入り、気温低下を待ちわびるが中々、気温も水温の低下はなく、水中の魚達は元気だ。ギル、鯉、半ベラが続々と釣れる。

 魚体の立派なフナさん達を押しのけて、速攻してくる。

 そうならないような技の開発が遅れ、進んでおらず、半ベラさんと親密になている。

 去年のこの時期は、7度から4度と夜明け前は低下したが、、最近は、そこまで気温低下はなく、浮き周りは元気。

 もう少し、寒くなって、ギルやボソ、半ベラさんの動きが弱くなると、いよいよ、魚体の大きい、体力のあるフナさんの登場と思うのだが、気候ばかりは変えようがないか。と思って待っている。

 暗い時間帯に釣りをする事の多い僕にとっては、昼間の明るい時間帯と、釣り方を変えて、昼間帯で新餌や新仕掛けで行い、暗い時間帯に仕掛けなどを代えてはいない。

 今、暗い時間帯は8、10尺で1本半の深さで釣りをしている。

 岸近くまで、尺サイズは接岸していて、8尺の近さで浮きを充分見れ、色々と試せるのが面白い。

 浮きのなめらかなリズムの中にツン、ズルー、フワー、ドン。など、面白いよな。

 浮きのリズムを見ている。トップのメモリに上から番号をつけ、黒帯は♯
 2、2、3、、3、4、3、2、、4↓ 当たり・・・半ベラ。

 2、2、3、、、3、、、3、、2↑、2 当たり・・残念。
 
など、楽譜のように奏でる、浮きの動きに一喜一憂している。

 長竿や中竿の面白さを感じながら、浮き、浮きの周りがよく見える近さで
釣りをしていたい。

 餌の種類や硬さ、大きさも大事だ。

 暗い時間帯と言っても、電気浮きは使用しない程度の明るさは確保できているから、浮きを見ながら、釣りを楽しんでいる。

 今日、少し、昼間、新川をサイクリング。

 暖かいが、北よりの風あり、、冬に近ずいている。

 僕の楽しい釣りを支えてくれる新川に感謝。

 今日は竿だせなかったが、新ベラ、放流魚を狙うぞ。

 休みが待ち遠しい。


かんざし浮き釣り日記・・・平成23年度 放流バッチ

「小さな放流バッチが大きな自然を育てる」 全放協

そんなメッセージのある放流バッチのケース 今朝、放流に参加する。

三回目の放流、tomijiと知り会って間もなくtomijiから誘いを受け初参加それ以来継続している。
丁度、2年前の平成21年度が僕の初参加の放流。青のバッチを帽子に着けた時の嬉しさが懐かしい。

去年は黄色。

今年は緑色とバッチの色もメダルの金銀銅のように楽しみだ。

自宅から自転車で10分ほどで放流場所に着く。

住宅地のそばに放流場所があり、憩いの場所、住民にとって楽しい場所が僕のいつもの釣り場で放流場所。

昨夕、新川の宮内橋から街を見ていた。

いよいよ、明日、放流か。と、嬉しい。

今昼、Tomijiと知り合い、間もなく、プレゼントしていただいた観葉植物を見ている。
大きくはないがその観葉植物を見ると、2年前に放流したヘラブナは成長しているか。新川釣り歴2年の僕と観葉植物の細い枝葉と重ね合わせる。

琵琶湖水系でない限り、放流により国内、国外にへらぶなは分布を広める。
この原則がヘラブナにある限り、ヘラブナの放流は必要と思う。
今期は900kgのヘラブナを放流した。
途中、「元気に育てよ」などと声かかると、和やかなムードになり、つり人のフナへの愛情を感じる場面を見る。
そして、放流直後、早々と釣り支度をするつり人を見て、やはり、つり人の姿を見る。

関西方面より数時間かけ、我が町、我が川に放流されたヘラブナさん達。

我が町にようこそ、スクスクと育ってね。と放流バッチを着けながら思った

添付は、昨夕の新川近くの風景、そして、まだ小さく細いTomijiから贈られた観葉植物、そして今年の放流バッチ。

今年も無事に放流終了。

放流を30人ほどの参加者で行う。

達成感、充実感、年の瀬を感じる風物詩。

放流に参加するヘラ師、ヘラ師達のいる僕の自慢の釣り場と思う。



かんざし浮き釣り日記・・・新川は洪水、川鵜は離れる。
 朝方より天気予報通りに大雨が降る。

 どんな様子かと新川に行くが、途中、道路が冠水している。

 車がレッカー移動される車もある中、新川沿いの水吐けの悪さを感じる。

 このような中、畑に車を前輪がはまり、わずかな時間ながら、レッカー移動を3台も見て、注意注意と思う。

 今日は、竿だすのは控えよう。

 デジカメのみの釣り場周りとなった。

 宮内橋のそばに何やら、鳥の群れ。

 近ずけば川鵜。何百羽いるのだろう。

 今週末のヘラブナの放流、毎回思うが川鵜ってカレンダー見ているのか?
 
 しかしながら、僕が寄ると一斉に飛び立っていった。

 雨の日、雨後の新川はびっくり仰天だね。

 多くの釣り台は冠水し、海のようだ。

 でも、気温は17度はあり、水温は下がらないね。

 12月に入り、去年はこの時期、水温は7度と低下したのに、今年は、
 まだ、10度はキープしているだろうな。

 こんな南風強く、攪拌された新川を見ながら、週末の放流を楽しみにしている。

 川鵜さん、こんなに群れで来ないで。と、飛ぶたつ姿にお願いをした。
 


かんざし浮き釣り日記・・・放流を前に
子供の頃、必ず、野釣り場に行くと、子供50円ほどのチケットを売りに来る方がいた。
 子供には、そんな払える小使いなどはなく、逃げていたな。
 でも、必ずといっていいほど、釣りの本には「入漁券?」とかの名目で、購入することが書かれてあった。
 釣り場の整備や放流費にする。と説明があった。
 30年前程の思い出である。

 僕は、印旛新川にヘラブナの放流することは大賛成で、その放流日には、放流活動に参加をしている。
 見たことはあるが話した事のないヘラ師に会い、会話こそないが、少し、大人になった気がする。
 ヘラブナは、放流して、その川に着き、成長を遂げる。
 そんな人為的な事がないと棲息はしない。
 放流魚は見た目にわかるほど特徴的、ある時、放流魚を釣り「ヘラブナ」を釣った気分でいると、印旛新川の地ベラではない。と言われた事がある。

 印旛新川の地ベラは、養殖魚の体型ではなく、もっと、特徴的な体型をしている。
 僕は、まだ、地元のヘラブナ会が認める「ヘラブナ」を釣ったことは無いが、養殖、放流したヘラブナならば釣ったことはある。

 僕のようなヘラブナ歴が短い者にとって放流ベラは入門の魚と思う。

 よって、放流する事によって、得られる効果は、ヘラブナに対する感謝や
釣り場環境保全への意識、そして、新川の生態系への関心など幅広い。

 僕は、今回で3回目の放流バッチの購入になる。

 放流参加は、是非、地元の釣り会との関係作りにもなるし、放流したヘラブナが大型になり、釣り師を楽しませてくれるのだから、是非、僕の日記を読んでくださる方も、購入参加していただきたいです。

 多くの方が、放流事業に参加、協力しあい、将来につながる印旛新川にしたいと僕は思っています。

 写真は去年の放流バッチと放流魚。


かんざし浮き釣り日記・・・段差の宙・・太トップのかんざし
今日は朝食をとって、元気いっぱい、釣り場に急ぐ。

 何かを求めて釣り場に行く。

 明確な目標は持たないが、釣り場に行けば何か見えるはずだ。

 その日、その日、何かしら釣り場には感動がある。

  今日は八千代橋を抜け、逆水橋周辺に決めた。

  モジリとかではなく、その時の気分がいつも優先となる。

  12尺、その位置に凹地があり、やや深めの3メートルほどの水深。

  水底をとり、餌落ちメモリをとる。

  この部分が楽しい、ばっちり底をとるぞ。

  自分の釣る場所の調査。

  凹の水底、その凹に対して右か左は前か奥か??

  水底調査中にもサワリがはいる。

  30pほどの凹の左右でサワリが違う。

  今日は正面、やや右に魚がついている。

  凹の右、底、なじみは?食い気で寝かせたり、立たせたりしよう。
  
  日常的な判断だが、釣れてもいないのにワクワク。
 
  餌は、どうしようかな?

  拡がらない、軟らかいもので、釣りながら合わせて行こう。

  水底確認中の数分の面白い部分。

  嬉しいというか、午前中は小さな鮒や鯉が、釣れ続く。

  昼頃、変なサワリが出始めた。

  底の手前でサワリが入る。

  泡ずけもある。

  ???、いつも迷う不思議な瞬間で、迷いどころの弱い部分。

 「何だか、マッチしていない。」不満足だな。

 「う〜ん、そうだ」携帯電話を取り出し、釣友と作戦会議開始。

 「底を切ろう。宙にしよう、餌は、針は??」

 初心者講習だね。そうだねと、色々と変更。
 
 そして、段差幅を広げて、下針トントンの底と宙の段差を検討しよう。

  ふと、振り向けば、背後にはいつも間にか釣友が登場。

  餌まで作ってもらい、助かるな、感謝感謝。

 僕でもできる単純構成でよろしく、とお願いをして使わせていただく。

 結果、底と同じか、ややジャミ多い結果となるが、変更して良かったな。

 不満足を感じ、下針トントン、そして宙に変更したのだ。

 満足しないから変えた。

 結果に関わらず変えて良かったと思う。

 負荷オモリは2グラム程、もっと軽いオモリ負荷でゆっくり。と、途中

 オモリ負荷の軽いかんざし浮きに変更しようと思ったが、課題を残す。

 流れや風も強くなく、宙もいね。

 ふとした事で、太いトップかんざし浮き。

 手作り、手塗り、、嬉しい感触ある浮きを使っての釣り。

  釣果、出せぬまま帰宅となるが、楽しかった。


かんざし浮き釣り日記・・・午前、水門開放、昼過ぎ風強まる
やったー連休だ。

 と、ワクワクしながら僕は新川に急ぐ。

 11月に入り、小さいフナ達が各場で釣れ続ける中にあって、尺以上のフナが釣りたい。
 
 ヘラブナ、、いつ釣れるのだろうか。

 釣りの回数こそ多いがヘラブナを僕は釣ったことがない。

 40cm以上のフナは数枚あるが、養殖のヘラブナ、もしくは合いベラと判断を受け、納得のヘラブナを釣っていない。

 残念〜と思いつつも、あの特徴的なヘラブナ体型、野べラというか地ベラというか、あの写真でしかみていない貴重なヘラブナ。

 養殖や放流のヘラブナをヘラブナと思っている僕にとって目標は大きい。

 でも、地、野べラと言われるヘラブナさんを釣ってはいないが、新川で四季の移ろいを感じ、楽しい思いに包まれる新川での釣りを楽しめることが何より幸せだ。

 自宅から自転車で通える場所、何より、いつでも行ける事。

 合いベラや放流へらを、あえて野べラや地ベラと区別して選択することすら、何か、ヘラ師の勝手な姿勢かな。と最近、思えてきた。

 地、野ベラの素晴らしさを感じつつも、放流魚を大事にしたい。

 今日は、八千代橋の近くで釣りを行う。

 丁度、15尺の位置に凹部があり、その凹地に入ると釣れ、外れると釣れない。

 凹に投入する。できないで、こんなに釣果に差が出るのかと思う程だ。

 あきれるほど、小フナは凹に集まっていて、少し動けば〜と思っていた。

 だが、午前は放水あり、昼過ぎ風強まり、流れ、風が乱流し凹部に入れられなくなった。

 うわ〜、弱いな〜。餌が動いている。

 さてさて、と、調整に時間をさく。

 新川、鏡のような日もあるのに、、なんで、今日は、、。

 右へ、左へ、、。流れがあり、う〜んん、。

 凹部に、凹部へ、釣れたり、釣れなかったり、、。

 だが、次第に凹部に、誘導。振り込めるようになってきた。

 水深、水深、メモリ確認、餌を少し重く、粘にしてと、、、。

 狙った場所に、同じように振り込めるように、楽しいのだけど、、、。

 かんざし浮き特有のオモリ負荷を利用した、オモリの調整。

 あの風の中、軽いオモリでは、やりずらい、、まだ無理かな。

 残念な結果だが、振り込む時、オモリに助けられた気分が強く残った。

 魚を求め、動く理由もわかる。

 でも、自宅そばには、釣り場があるのだもの。

 新川の川辺を、風に負けないで自転車こいで帰路は進まず。

 いつも帰路は急がない。


かんざし浮き釣り日記・・・Tomijiと一緒に
 今日は、朝から体調が悪く家族は出かけ、僕は寝ていた。

 しばらくすると、体調がよくなり、、いざ、新川へと足を向ける。

 釣り場には、大勢の方が竿を出していて人気の釣り場のようで嬉しい。

 人の少ない管理釣り場のように5メートルほど離れ、竿がズラーと並ぶ。

 交通渋滞の車のように、新川の土手沿いにも車は並ぶ。

 今日は、お友達というか、いつも親切にしてくださるTomijiと一緒。

 僕は○○さんと御呼びするのに抵抗はないが、敬称は無く、専らTomiji。

 久しぶり、Tomijiとの釣りに心ははずむ。

 釣り談義をしながら、浮きを見つめ、耳はTomijiに。

 今日の話しは面白く、うらやましかった。

 「浜○さん、関○さん、熊○さん、ヘ○専科、へ○ニュース、、」など、

 実に購読したことのあるヘラ釣り本の執筆者が並ぶ。

 へぇ〜、、。有名な釣り師の又聞きとはいえ、内容にうなる。

 そして、少しずつTomijiは僕にアドバイスを伝えてくださる。

 餌、浮き、仕掛けなど、、少しずつ、感謝だな。

 上手だよなアドバイス、、そうなんだーと納得と実践。

  陽が傾きかけた頃、先に納竿、失礼をした。

  少し前進できるアドバイスを与えてくださり感謝。

  感謝の中、釣り場を後に帰宅する。

 「あ〜良かった、家族はまだ帰宅していない。」

 でも楽しかったな。

 また、一緒にお願いしようと思った。

 最近、自分の釣りを広げようとしている。

 上手くというより、色々と挑戦したい。

 水深、風、食い気、状態、人ごみ、、、。

 帰り際、Tomijiを撮影。

 いつもとは逆だね。

 撮影する時は真剣だ〜。

 新川に30年以上は竿を出す大先輩。

 僕の年齢に30年を足しても、Tomiji の年齢には到達しない。

 照れているように撮影するが僕も長く新川で釣りをしていたいと思った。


かんざし浮き釣り日記・・・面白いフナ属
 日夜、かんざし浮きを使う僕にとって売っている電気浮きを使い暗闇の釣りをしようとは思わない。

 電気浮きを使ったことはあるが、自分で電気かんざし浮きを自作すれば使うのだろうが意固地に、自作浮きで釣りをしたいと思っているからだ。

 最近の新川は、小型のフナが多い。

 新川のベテラン勢も小型ばかりと嘆く。

 僕にいたっては、100%近く、合いベラやマブナであって、ヘラブナ釣りとはいえない恥ずかしい釣行が続いている。

 僕の好きそうな場所にも特徴があって、オダ場や障害物、橋脚周りなど、新川のヘラブナポイントとは離れている。

 でも、つり人が沢山入る場所ではないから、静かに釣りができる良さもあって、あえて、釣り場を変えないでいる。

 今日は、水深4メートル程で床荒れしている場所に行く。

 底を使うには不便さがあり、わずかな差で根がかりが連続する。

 水底のゴミは動くようで、前回と同じがない。

 ただし、やはり4メートルという水深は魅力で魚影が濃く、根掛かり以上に、当たりも多い。

 型は尺に届かないまでも、やや大きい。

 でも、続けるならば、オダ場仕様に仕掛けを変化させようと思う。

 ハリスの長さ、太さ、振込みなどの工夫が必要だが、魅力と思う。

 ヘラブナを狙うも釣れるのは、マブナか合いベラ、今日は金魚が釣れた。

 釣れるフナを残念とは以前に比べ、思わなくなった。

 魚種を選ぶより、野釣りだもの、、。色々と釣れるさ。と思っている。

 鯉、似鯉、ギル、マブ、ハーフなどなど、、魚体ある型のヘラブナを釣りたいのは積年の思いだが、、、。

 いる場所、居つく場所、季節やその日の天候により釣れて来るフナを、
喜んでいようと思う。

 釣りって楽しいと思うから、魚種を差別するのも嫌なものだ。

 常時使用のかんざし浮き。

 場所や釣り方により浮きを選ぶ必要を感じるものの、どんな場所でも、同じかんざし浮きを使ってしまう、。

 作っていただいたマスターTomiji に、お恥ずかしい報告かな。

 今日、フナを釣りながらも、ヘラブナを釣る事はなかった。

 でも、あるベテランから「もっと寒くなるとヘラブナが釣れる。」と、応援をしていただけた。

 ヘラブナ、、僕が最後に釣ったのは、去年のノッコミかな。

 それほど、僕は、ヘラブナを釣っていない。

 釣れたフナに感動をしているがヘラブナではない。

 素敵な釣りを求めて日々、竿を出し、素敵な釣りを目指している。


かんざし浮き釣り日記・・・10尺で50pの鯉を目安に
 段々と寒くなり、季節の移り変わりを楽しんでいる。

 今は晩秋か、、ふと、今秋を振り返っていた。

 マイミクの先輩に、「産卵期の仕掛けがわからなければ、10尺で50pの鯉を釣るような仕掛けを。」と、つたえられたことがある。

 当時、10尺で50pの鯉なんて釣ったことはなく、新川で10尺を使った事も無いから未知の領域が2つだった。

 10尺で50pの鯉とのやり取りを目安に??

 78pの鯉なら竿で釣ったが16尺あった。

 10尺で鯉、しかも50pと、ノッコミの目安を聞いてはいたが、、。

 そんな宿題を残していたから、今秋は日夜、10尺釣りをしていた。

 新川は浅い部分が多いから、岸寄りになるが充分に使える。

 もちろん、50pの鯉も釣り上げたし、合いベラだったが、40cm近いフナも釣り上げられた。

 でも、産卵期のフナって、もっと強いのでは?と思っている。

 この課題の目安を実感した時、産卵後のフナ族の魚体を思い出した。

 背びれも尾びれもボロボロ、凄まじきハタキの迫力と思った。

 今秋は訪れる産卵期の練習とばかりに短竿を使った。

 教えていただいた先輩を思い出しながら10尺。

 しかし、10尺の楽しさもあるが、20尺ほどを使いたい。

 産卵期のヘラブナの目安に50pの鯉と表現した是非はわからない。

 もっと、凄まじいのではないか?と、予想もたつ。

 今秋、そんな言葉が思いだしながら、短竿を使った。

 でも、12月になったら、長竿18尺以上の竿を使おうと思っている。

 沖の中洲のようなコブ状の沖目かフナ道へのアプローチ。

 秋も後半、残った宿題を終えて、冬場を迎えたい。


かんざし浮き釣り日記・・・釣り台を並べた仲間
2日前に打ったインフルエンザワクチンが痛く、熱っぽく、新川の釣りを控えた。

だが、新川には足を向ける。

週に何度か、社会人には休みがあり、曜日ごとに、新川に集う人は代わるから曜日ごとに会える仲間が違う。

今日は、○曜日だから、○○さんに会えるな。と喜び、足を向ける。

今から、3年程前、大和田機場の西側の護岸に、僕は釣り台を置いた。

そして、隣、隣と並んでつり人が入った。

当時、ほぼベテラン勢が多い中、年齢の似た者同士、釣り台を並べた。

僕は、何だか嬉しくなり、声をかけ、色々と話した。

そんな3年前に話しかけた2人が今も付き合う仲間になっている。

約3年の付き合い。
釣りの腕や経験は僕より、二人とも格段に上なのだけど遠慮なく話しかけている。

悩みや、釣りの話し、など多くの話しをして、、釣りの時間を楽しむ。

印旛新川は不思議な場所だ。

今日も又、僕に釣り友という宝物(者)を与えてくださった事に感謝する。

釣りの腕を競う、。そんな事に興味は薄いが、この友人らと、時々顔を見せ合う仲間だが、長〜く、釣り台を並べる仲でいたい。

健康でいつまで握れるか?という競争には、引き分けでいいから、、。

競いあっていたい。

そんな気分を釣り友から、いつも感じる。

お互い、できるだけ長く、釣り台を並べる仲でいたい。

そう思う、。



かんざし浮き釣り日記・・・持ち物

釣り場に持参するバックの中に沢山の釣り道具を詰め込む。

 膨らんだカバンの様に、僕の予感めいた気持ちも膨らむ。

 自分で買った初めての釣り道具箱は黄緑色のプラスチック製の物だった。

 小使いで買える小道具を、そんなプラスチックの釣り箱に並べながら、次第に小道具は宝物に変わり、道具箱は宝物入れに変わりワクワクしていた。

 そんな過去の思い出が時折、思い出され、今、使っている道具箱の方が高価で立派なのに、当時の物の方が、思いいれが強いのが不思議だ。

 とぼしさの中にある、ささやかな宝物が釣り道具なのかもしれない。

 今、使っている竿は10、12、15、18、21尺と多くはないが、振り出し竿と継ぎ竿とセットで用意している竿もあるから、やや多いかなと思っている。 
 振り出し竿は、まだヘラブナを釣ろうと決める前に買った物で、10年以上、全ての竿に光景付きで、沢山の思い出多い竿だ。
 古くなるにつれ、傷みやカビも増え、手入れだけは多く、使用こそ少ないが、貴重な竿である。
 一時は、ヘラ師の持つカバンやバックに憧れ、コレクターかと思うほど、そろえたいという願望が先行したが、新川では短い竿も長い竿も、同様に使え、楽しくできるから、これ以上、竿の種類は増やさないで、使っていこうと思う。

 他、いつもの固定の道具達だが、ゴミ袋だけはしっかり準備する。

 そして自作のかんざし浮きとTomiji製作の09、10年版かんざし浮き。

 スッキリと仕舞い、背中や肩に気持ちよく背負う。

 そして、釣り場に行く。

 季節がら涼しいが背中の道具が温かい。

 カバンと衣服がこすれ、摩擦の熱かな。衣装ごしにあたたかさを感じる。

 僕の手元にある竿の多くは譲られた竿が多い。

 子供の頃から使っている道具もあり、最近購入の道具もあるが、、。

 なじみのある道具に囲まれ、そして、新川へ、、竿を出しに行き、譲られた道具や竿を使う時、竿袋の紐をほどく時、譲ってくれた方の顔が浮かぶ。

 毎回、やはり開始準備は楽しい。

 さて、、今日は(次ぎは)何が釣れるかな?。
 
 道具整理は、アルバム整理みたいに気持ちがあふれ出す。

 この道具、竿や浮きや仕掛け、、どんな場面で貴重となるのか?
 
 釣りをしながら、気持ちは推理小説。

 さて、うまく道具の力をつかえたかな?

 釣りへの興味は尽きない。


かんざし浮き釣り日記・・・その人に会いに

 この日記を読む方に僕のように釣り歴が浅い方はいるだろうか?

 印旛新川均近郊に住む方で釣りを始めたばかりの方が読んでくださっていると想定している。

 釣り歴が短いのが影響しやはり、素人初心者が書いた日記となっている。

 弱い点ありますが、どうぞ、、お付き合いください。

 数年前になるが、新川のベテラン達には、初心者に優しい方が多い。

 話しかけれると、応答もスムーズで当時の僕にしては、ヘラブナについて何も知らないものだから、答えてくれることが、相手にされて嬉しかった。

 今でも、心に残っているのは、秋の夕方遅くまで、僕がズーッっと、釣れない中、一緒に付き合ってくれたことがあって、、、やっと、マブナが釣れた時、喜んでくれ、「一緒にヘラブナ、やろうよ。」と誘ってくれた。

 嬉しくて、その日から、針は全て、ヘラ針に変わった。

 そんな感謝の思い出があるから、新川のベテランさん達が、対岸にでもいると、必ず、ご挨拶し、時には竿を並べさせていただく。

 何度 聞いても 名前は忘れてしまうのだけど、約束もせすに、釣り場で
会えると嬉しいものだ。

 芥川 龍之介の「トロッコ」にも、似たような少年の純粋な気持ちを、
思い起こしてくれる。
 
 あの寒い夕方、一緒に竿を並べてくれた、嬉しさ。

 今日は短い時間だが、その人達のグループと一緒に釣りをする。

 小さいのが沢山だが、懐かしく気持ちよく、釣りが出来た。

 帰り際、「又、やろうね。」とお声かけていただき、嬉しいな。

 マスターTomijiのお友達でもある方がた、友がいて尚楽しい釣りだった。

 天気も良く、素敵な釣り時間を過ごせた。

かんざし浮き釣り日記   はじめまして

1年ほど私の監修にてネット上にて公開しておりましたが、一部閲覧してくださる方に適切さを欠き、ご迷惑をおかけしました。
 反省もあり、約6ヶ月間、更新せずにいました。
 今後は、連絡先を併記し、対処できるよう改善したいとおもいます。
 他、時期、場所などは詳細にせず、おおよそとして載せて行きます。 
 ヘラブナの起源など浅学にて、発表したこと深くお詫びし、特に、ヘラブナの判定に関して、特に野べラの判定などについては、是非、地元釣り会の判定を尊重のもと考慮してくださるようにお願いいたします。

 巨ベラ編、絵日記は中止し、かんざし浮きの釣り日記として発表させていただきます。反省すべきことは今後の糧とし再出発させていただきます。


 僕の大切な趣味に釣りがある。

 中学生の頃までは熱心であったが、それ以降は竿から離れていた。

 20年ほど離れたが、今、ふと、竿を握るようになった。

 釣り竿を握れば、思い出す光景多く、懐かしく楽しい。

 自宅近くの印旛新川で、好きな釣りをしている。

 どんな釣りになるかな。日記を書きたいと思います。

かんざし浮き釣り日記  1回目 ・・素敵な川で

 八千代市に来て、始めて見た川は桑納川だった。

 素敵な川、田んぼの中の里川にような僕の釣り心をくすぐる川だった。

 今日は、いつもどうりに自転車に乗り、新川を動き、竿をだした。

 気分がいい、。秋らしい新川を彩るススキやコスモスが嬉しい。

 もちろん、釣りもいいのだけど、、、嬉しい休みの過ごし方だ。

  釣りたい場所をウォッチング。

  今日も風景が素敵な場所を釣り場に決め、時を過ごす。

  対岸には多く、釣り人が入り、こちら岸は人はいない。

  混雑していない場所で、、黙々と釣りをする。

  まもなく、クチボソやタモロコが浮きを動かし、忙しい。

  足元には、大きな鯉が遊泳し、ビックリ。

  静々と釣りながら、マブナかな。合いベラかな?

  なかなか、へらぶなは釣れない。

  昼すぎに風が西から吹いてきた。

  もやぁー、半メモリ上がり、ギューン、、いきなり、糸がうなる。

  そして、スカ。抜けたー。

  一瞬、腹筋が痛む。

  猛烈な走り。

  時々、思うのだけど、この正体は何だろう。

  何度も経験し何回も姿見ることがない強烈な動き。

  印旛新川には、僕では、姿すら見れない強烈な魚がいる。

  のんびりとした中にあって、次回、その次ぎと必ず正体を見たいと思う

  強烈な魚がいる。

  さて、また来るか。と、釣り場を後にした。

かんざし浮き釣り日記・・2回目・・3年生スタート
11月は僕にとってはお誕生日の月となる。

 実年齢ではなく、新川でへらぶなを釣ろう。と決め今月で3年目を迎える。

 過去、自分の判断では「へらぶな」と思った鮒も、地元のへらぶな釣り会やベテランヘラ師から言わせると「半ベラ、合いベラ」と言われてしまう。

 根拠に迷う面もあるが、「へらぶなの世界」・ギネスのコーナーにあるような立派な野べラ、地ベラでない事は、見て一目、本当に見れば判る。理屈ではない判断がへらぶなにはある。

 3年を迎え、釣り友より、水深が不正確と指摘された「斜めだよ」って。

 へらぶなを釣るのであるから、このようなへらぶな釣りの基本的な事が不正確ではと反省し、3年目を迎え、再度、初心者講習をする。

 釣り友に長竿で無くていいから短竿から練習と釘を打たれた。

 そんな気分で日の出前には起床、待ってられない。と暗闇の中、釣り場へ、橋の外灯が水面を照らす場所で岸より10尺で釣りをはじめ、水深、振込み、垂直垂直、、、ブツブツと言いながら水深の意識を高めた。、もう少しで夜明けの時、浮きにサワリが表れ、1枚釣れた。(写真左)

 大きく、立派。でも、半ベラかな。、こんなそばにいたの?と驚いた。
 水深の意識を高めてから本日に釣り場に、、今日は水深3メートル。

 15尺を使う。この場所は初めてではないが根掛かりが多く、面倒、。

 斜めに振り込んでいない成果がでたかな。

 以前と比べ、根がかりが少ない。

 4時間で半ベラが17枚と、不思議と釣りはスムーズに出来た。

 そして、又、不思議な鮒が釣れる。(写真 中央)

 ヒゲは見えないが、側線鱗が33枚はある鮒、見た感じは鯉のような体色。これって、、何だろうかな?鯉?鮒?鮒鯉?

 以前は根掛かりに手間どったが、餌を寝かせないよう立たせ、ハリスも25p、3pずらしの底釣りをしたら、前回よりスムーズ。

 釣るには釣ったが、新川の綺麗なへらぶなではないな、。と、残念。

 へらぶな釣りって言えないよなと反省。

 
 また、しても、へらぶなのお凸記録の更新だと思い帰宅する。

 帰宅は釣り場に向かう道と同距離ながら長く感じる。(写真左)

 でも、「太陽の下で新川のへらぶなを釣るぞー」を目標にしている。

 産卵期過ぎの6月から、へらぶなを釣っていないし、、。

 マブナや合いベラ、、今の時期なら餌によっては、モズク蟹も釣れる。

 嬉しい出会いにはなるが、、やはり「ヘラブナ」が釣りたい。


かんざし浮き釣り日記・・・作っては直し使っては直す。
 
僕の使う浮きは、かんざし浮き。

 昭和の初期から、コルクに一本孔雀の浮きを挿して作る。

 そんな単純にして、管理釣り場で使用禁止になったなど逸話多い浮きだ。

  新川で釣りを始めた頃、よく市販されている浮きを使っていた。

  何本もそろえ、コレクターのように銘が同じでサイズ違いを買っていた。

 今は、自作のかんざし浮きを四季を通し、日夜使用している。

 かんざし浮きの難点を指摘する方も多い中、自分の支えになる思いがある。

  釣れなくて残念だーと後悔する中にあって、浮きのトップを触りながら、ここで、、こうなって、こう。などと、イメージトレーニングをする。

 そして、ここのメモリ幅を変えよう。とか、、訂正をはかるのだ。

 このような、浮きを最大限、使いこなそうという思いは、貴重ではなかろうか?

 浮きにこめた執念に近い衝動、作っては直し、使っては直す。

 そんな繰り返し、一回使って全てがわかろうなど、思わない。

 凪もあれば、風雨強い日もある。

 かんざし浮きに限らない事だろうが、自作の浮きにかける思いは輝く。

 そうやって、自作の浮きと向き合い、過ごしている。

 
 自分の好きな魚体もある。まるで、半ベラ、合いベラと思われるこの鮒。

 へらぶな特有の美しさは無く、半、合いといわれてしまうが、この太った

 鮒、僕は好きだ。

  決して、他のヘラ師からは良く言われないだろうが、思い出タップリ。

  あまり、趣味が長続きしない僕が、もう3年は、暇ある時、必ず、

 自宅そばの新川に行き、川の魚と戯れながら、、。幸福感を得る。

  今日は、失敗。どうしようかな。

  釣り方にしろ、場所にしろ、餌にしろ、、全てが、直しの連続。

 そうやって、自作の浮き、自分の判断を、、変えながら、新川の釣りを続けている。

 簡単に使いこなせる体得できる技ばかりでない。

 何回も繰り返し、身に付けていくものと思っている。

 数回の使用経験で判断など下さない。

 そんな思いが、新川にはある。