かんざし浮き・・・巨ベラ編 内山 静舟さんから。
2010年01月23日10:30
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初めて、かんざし浮きを見た時、ぜんせん、性能がわからなかった。
子どもの頃、丸浮きを使い、そこに1cmもないトンガリが着いている浮きを使い、波紋やヒョコヒョコと動く浮きを見て、鮒やクチボソを釣って喜んだ時期を思い出した。
その後、自作のかんざし浮きを作るに当たり、師匠Tomijiからの教えや、書籍にある内山 静舟さんからの教えを受けた。
浮き全般の説明が書かれた書籍の文中には、当たりの出方は、浮きの性能により、違う事。
プロが作った浮きは、普通に出ない当たりが出るほどの感度や使い心地良さがあり、プロの作った浮きの凄さを感じる。
浮きには、時代ごとに流行りがあるようで、内山さんの書かれた書籍には、浮きの史実が書かれている。その一部に七三浮きという浮きがある。
73浮きとは、浮力重心支点がボディ比、7対3の位置に設定されている浮きだ。 立ちがよくトップが長く使えるなど高い効果を紹介してある。
その浮力重心支点を求めるに、内山氏は、水中に浮きを細い棒のような物で沈め、斜めにならずに沈められる支点を浮力重心支点と説明している。
浮力の支点を出すと紹介し重量の支点ならば、空中でも取れるが、浮きは、浮力重心支点が必要と紹介がある。
かんざし浮きは、重さ0に近い発砲をボディに採用し、グラスムクの一本挿しで作られる。
発砲の浮力は強い。(重さ/体積)が優に強い。 これが、素材に重さがあれば(重さ/体積)に数値が出るが、。
グラスムクを使い、重さが入り、やっと、数値が出る。
かんざし浮きは、トップと足の比重が同じ素材だから、球体を足寄りに固定すると、トップ側が重くなる。
だから、逆さ立ちする傾向を持っている。使っていると、水面着水時にトップが斜めに沈んでから、足に重みが加わると(荷重引力)、反転するように起き上がり(浮力支点を軸に)、そして、垂直位置まで立ち、餌落ちメモリをだして、なじみがでる。そんな動き方をする。
ここで、浮きの作成、設計を行うが、重さから見た支点と浮力の支点は浮きの形状がシンプルだが、浮力支点は重心点と一致してない。
球体中央のやや下部にずれる。でも、おおよそは、指にのせてバランスをとる点に近い。圧倒的に、発砲素材は浮力が強いため、浮力支点は、球体の中央やや下部になり、重心地点から、下部に移るが、近位をとれる。
そこから、足先から重心点までの2倍の距離が餌落ちメモリ、餌落ちメモリの上下にメモリが入るように、球体位置の調節をする。
作成に関しては、Tomijiのページを参照してください。
添付は、浮きの勉強に使った本と、初めて、ヘドロで、とみじより、浮きの使い方のレクチャーを受けた時のイメージ画。
落ち着かない市販底浮きから、かんざし浮きにしたら、見やすかった。その光景がよぎって、今では、どこでも、かんざし浮きで釣りをするようになった。
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かんざし浮き 巨ベラ編・・増田逸魚さんからの知識補充を受けて
2010年01月20日22:44
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なかなか、釣りに行けない日々、ひたすら、本を読む。 なぜなら、もどかしいが自分のしている釣りを表現できないからだ。
判断力、それを実現するための技。など、へらぶな釣りには、必須能力が付きまとう。
書籍は、巨へら、大型など言葉は違うが野での巨べら実績を多く紹介し理由を明記がある。なるほど、、しかし、再現できるかは、読解とは違う能力。
巨ベラ釣りは、偶然の釣りではない。
パズルのように、断片断片の集合で、構成している釣りと思っている。
そんなパズルの中にあって、大型のチャンス時期は、天候的にかんざし浮きを使いたい時、場面に重なる。
そんな史実を最も、書き残しているのは、増田 逸魚さんと思う。 読みながら、言葉少ない師匠の言葉ない部分が補える。
そして、書籍には量的に少ないが、かんざし浮き様の浮きを、しっかり、残してくださっている。
本に、紹介されているのは、孔雀一本にコルク玉を利用した形。 そして、トップ1メモリ出しの底釣り。を紹介。
浅草のヘラ会の年間優勝者が使用しある釣り掘で使用禁止になった。
数冊に分け、書かれているが読むだけで、イメージが広がる内容。
今、とみじが、管理釣り場での普及に、熱心で宙釣りへの応用を広めているが、野釣りで、巨ベラを狙う浮きとしては、どうしたら良いか。
仮に、このやり方。1メモリ出しの底の方法を既に昭和40年代に実績紹介うけているから、現在も底で行えば良いだけと思うが、、。
どうだろうか。
浮きは仕掛けの1部、釣りの1部分だ。
書籍に多く、登場する大型へらぶなの釣り方、特に気象面の特徴は、かんざし浮きの特性を発揮できる場面と一致する。
自分に使いこなせるかは、別物だが、やはり、かんざし浮きで、釣果だすのが、早道かな。
師匠の言葉少ない教えを埋められた書籍との出あい。
なんだか、心強くまた、僕の未熟な面を解決しないと、無駄になる。
そして、目標を持った。
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かんざし浮き 巨ベラ編・・・・嬉しいお年玉
2010年01月09日16:27
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さて、4時の時報が鳴り、子ども達が、遊び場から帰宅してきます。
僕は、今日、朝から、ずーっと、遊び空間にいます。
多くの、マイミクの方々からの、コメントに、気持ちは大きく、空高く、嬉しい世界。巨ベラの世界に、突き進むべき、第一の扉。玄関前に、陣取っています。
さて、今日、子ども時代のように、お小使いから、欲しかった本を2冊。購入しました。高値で買おうとすれば、いくらでも、高値がつきそうなので、安い値段を選び、購入しました。
有名な「へら鮒三国志」増田 逸魚 著 昭和54年 発刊
そして、「荒野の釣り師」森 秀人 著 昭和51年 発刊
また、「へらぶな釣り百科」鈴木 魚心 昭和38年 発刊
また、「へらぶな釣り事典」内山 静舟ら 昭和48年 発刊です。
そして、今、舞台は、平成の印旛新川です。
これら、有名書が未来を予想しているのでしょうか。
なぜ、僕が、高揚するかと言いますと、去年、冬、師匠とみじから、 薦められへらぶな本を読んだら、春にへらぶなが釣れたからです。
結構、関係はあると思います。冬の過ごし方でしょうか。 今年は、マイミクの方々が、いらっしゃるから、より心強いです。
理解が深まるからです。
そして、平成の印旛新川編を通して場所は違えど、日本各地のへら師 が登場。
読解に力をお借りします。
読み深められます。
印旛新川に釣り座を設け、先人の声に耳を傾け、現在の釣り師と、ともに、印旛新川で釣りをする。
うれしい空間です。
かんざし浮き釣り師の真骨頂。たる気分です。
今日は釣りをしないが、脳裏には、そう巨へらへの道があります。
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かんざし浮き 巨へら編 印旛新川・・初日の夜に針結び
2010年01月08日22:56
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今日、印旛新川で、本年、初釣りをした。
釣れなくても、竿を出したかった。
なぜ、って、まだ、仕掛け作りに迷っていたから、、。
Tomijiから、沢山道具をいただいている。
自分で、用意したのは、ヘラ台と、仕掛けのみ。
後は、皆、とみじから。そして、とみじから、いただいた物には、例えば、トミジ浮き、トミジ餌、トミジ糸、、。と、呼び抵抗なく使わせていただいていた。
結構、餌の使い残りもあったが、勉強になった。
その中で、唯一使っていない物がある。
それは、針。しかも、大きな針。
以前、釣りは針でする。と、読んだことあったが、????。
なんだか、わからなかったが、今日、感じるものあり。
今日、幾人かのマイミクから、コメントをいただいた。
見事、迷い点を突かれた。
それは、道具、仕掛け。
ヘラブナの口は大きいから、大きくても、というが、
なかなか、いきなり大きいのは、使えなかった。
針が大きくて釣れない。ってあるし、、。
と、仮に、巨ベラつれなくても、普通に、釣れればと思って、、。
針は5号以下を使っていた。
5号でも、大きいのが釣れるよー。と思うが、、。
その、覚悟の問題。覚悟の問題。覚悟、覚悟、、、。
冬へら、宝くじに当たるくらいの確立か、、、。 しかし、この時期、僕に時間を与えてくれたのだと思う。
とみじから、いただいた最後の道具。針、とみじ針。
しかし、見事、マイミクの方から、見抜かれたーと思った。
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かんざし浮き 巨べら編 印旛新川・末広がりに八進
2010年01月08日13:13
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2010年1月八日、八時。末広がりに八進です。
今日から、Tomiji作 09年製 かんざし浮きを用いて、巨べら編スタートです。
皆様、よろしく お願いします。
本日の釣果 0 枚。
子どもの帰宅時間前に終了、暖をとり迎える。という毎回の状況。
しかし、今年は、目標大きく、45センチオーバーを、狙うぞ。
子どもを送りだし、金曜日のゴミを捨て、いざ、入魂の新川へ。
目標、末広がりに8時8分を目指して、自転車をこぐ。
だが、新川には、誰もいない。早すぎかな、、、。
1人だけ、開始時間にこだわったが、ヘドロ地帯に着くまでは、冷風、乾風の西よりの北風で、顔は赤くはならないが恥ずかしかった。
だが、へどろ地帯には、もう先着組がいて、竿こそ出してはいなかったが、ゴールデンタイムを待ってか、のんびりしていた。
残念。場所がと思うが、さすが、新川と思った。
いそいそ、と準備し、とみじご推薦のグルテンで、開始。
とみじ作 09年度 かんざし浮きの適正オモリ量は1g。 そのようにし、僕にとっての振り込みやすい長さ18尺を用いて、
気合の本年の第一投を振り込んだ。
目の前によろよろと落ちて、久しぶりの振込みで、枯れ草がかかり、ドタバタした。
静かな感じ。僕と浮きの間を、ゴォーゴォーと、風、波が走る。 終了時間まで、打ち込むが、残念賞でした。
愛用の水温計は、水温6度 気温 6度を示し、水温計から寒いから、水にいれるな。と、注意された気分。
水、気温は寒いが、やるぜー。今年!と気合入れ 帰宅した。
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かんざし浮き 巨ベラ編 印旛新川の章 ・・・はじめに
2009年12月31日21:39
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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
添付写真は、印旛新川、宮内橋近くにある飯綱神社です。
先ほど、初詣に行きました。 僕にとっては、我が家にとっては、ここでのお参りは、普通のことですが、今年は一つ、お願いごとを追加した。
新川で釣りをする方の安全と、魚族の安全を追加した。変な文面であるが、工業排水や生活排水、不法投棄などあるから、安全たる願いを持ち祈願をした。
去年は自作の浮きを使っていたが、今年は、師匠Tomiji作のかんざし浮きを使います。理由は、へらぶなを釣りたいからです。僕の浮きより師匠の浮きの方が実績豊富だから、使うことを決めました。
そして、師匠Tomiji、頼みます。僕をまた、へらぶなの世界に連れて行ってください。と、付け加えるが。
去年、秋に僕は、狙っていた新川地ベラを3枚釣った。 僕の平均的なへらぶな釣り率は20枚に1枚。5%だ。
100枚半ベラを釣って、5枚本物が入る。その程度。 しかし、ある日僕は4時間で本物を3枚釣った。
僕はその時、不思議な感覚におちいった。それは、へらぶなの世界の玉座にいる巨ベラの感覚と思っている。
詩情的な表現かもしれないが、多くの釣り人が、釣れる瞬間、釣れた瞬間、その釣り人なりの感触や感覚で、その瞬間を覚えていくと思う。
僕にとっての瞬間は、手の届く距離まで玉座にいるであろうヘラブナと向き合えた時である。
水面を境に僕は浮きを見ながら、玉座のヘラブナを見ていた。
その日、半ベラは釣れず、32枚族が3枚釣れるが、夢みたいだった。 かつて、そんな事は無かったから。
ギルを30匹、釣ったあと、突然、41センチが釣れたことはある。
ギルの騒がしい浮きの動きのあと、突然、重たい感じの沈み。があり、不思議と思ったが、本物が釣れた。しかし、それとは違う、重みあるムードを水面から感じた。
玉座に座る?へらぶなの印象は、何か水中に大きな風船が動くような体積ある魚のうごめきに似ていた。
僕は、手の届きそうな所まで近ずきながら、釣りきれなかった。
僕は、この釣りきれない自分をへらぶなの世界の扉前に立っている自分と表現している。
数ヶ月前のことだが、僕は未だにへらぶなの世界の扉前にいる。 まだ、へらぶなの世界には、入ってない。と思う。
単に釣果に流されるではなく、幻視、幻覚のように、へらぶなに吸い込まれる心境が続く。
あの感じ、あの空気にまた、包まれたいと思う。
その気持ちが、かんざし浮き 巨べら編 印旛新川の章 を書く動機になった。
時に師匠が、ミクシィの世界で、かんざし浮き研究会というコミィを開いた。僕も参加する。
僕は、そこに、集まる仲間と、巨ベラを釣ろう、と念願する。
人、それぞれ、へらぶな釣りにかける思いは違う。
そして、へらぶな釣りの虜になる理由やきっかけも違うと思う。
そんな思いの中、僕も巨ベラを釣りたい。と思う。
玉座に座るへらぶな、、、どんなヘラブナなのだろう。
僕は、かんざし浮きの能力を発揮できる状況下が、玉座にいるへらぶなが、僕の手の届く近くに来る時と思っている。
かんざし浮きが無くても釣りになる時もある。しかし、その時は、なぜか、僕には遠くにいる気がしてしまう。
玉座に座る巨ベラ。 初詣が終わり、なんだか、すっきりしている。
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Tomijiのコメント
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2010年 明けましておめでとう!
気持ち新たに印旛新川に挑戦! 誰かが云っていた、新川で巨べらを釣るのはジャンボ宝くじの二番か三番
を釣るのに匹敵するほど難しいって。
奥ちゃんはそんな新川にどっぷりと魅せられてしまった。 それ程この川の巨べらは魅力があるね。
今まで全国の河川やダムを含めた沼で釣れている巨べらの写真を見てもこの印旛新川の見事な魚体、その色合いを含めてもこれ程の素晴しいへらを見たことがないと思う。
そらサイズでは劣るかもしれないが決して悲観する事は無いのだ。
写真こそ無いが一昨年に花見川で、昨年も新川で57cmが釣れたってビックニュースが入ってくる! これは夢か幻かではないのだ、現実なのだ〜
そんな初夢に見た巨べらを追って毎年この川に通いつめるへら師。 友人に所沢から通っておられる今年70才の春日さん。
へどろでビデオカメラを三台セットして釣りをしておられるその人です。 埼玉や近県の群馬には随分今まで釣行したとのこと。
でも、これ程のへらは新川以外では釣れないっと、すっかり新川のへらに魅せられて三時間もかけて通っておられる。
機会があればそんな新川にかける思いの手記をお願いしてみよう。
奥ちゃんの今年に賭ける気持ちを全面的に受け入れて「へらぶなの世界」
のページを今年も用意しょう。
今年の活躍を期待しているね! 本年も宜しく! |