カンザシ浮き 修行中編 先陣達からの伝言
2009年12月30日00:27
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添付の写真は、昭和36年 鈴木 魚心 著 へらぶな釣り百科と、1994年 ヘラ専科 かんざし浮き 特集 Tomiji 執筆 と、印旛新川が誇る ヘドロ地帯の近所にある桑納川です。
今日、部屋の掃除をしながら、また、手が止まり、読み込んでしまった。
添付の本や写真の。鈴木 魚心さんやTomiji。そして、印旛新川と桑納川は、僕の釣り人生の出発地点で、多くを生み出す創成の人であり場所だ。
ネット へらぶなの世界にコーナーを、設けられたのは、師匠 とみじの温情の賜物と思うが、書き込みたいものは、まさしく、先陣者からの、野べら釣りにかける思いであり、研究、検討の余地を後世に残した伝言をどう克服するか。もしくは僕なりの返答だ。
鈴木 魚心さんは、へらぶな以外にも多くの釣り本を後世に残し、師匠 とみじもまた、かんざし浮きの管理釣り場、野釣りでの実績を後世に残している。
共通なのは二人とも、当時のへらぶな釣り事情を、正面に受け、対策というか、課題に対しての返答をしている。点だ。また、公開している点も見習うべき姿勢であり、受け継ぎたい理念と思う。
二人とも、原稿用紙にして、優に1000枚以上のものを、書籍やネットで広範囲に公開されているのではないだろうか。
昭和10年前後からの歴史。まだ、80年の歴史しか、へらぶな釣りは残していない。
何より、自分自身のために、目標にしたい釣り技を覚えようと思う。
鈴木 魚心は、野釣りを軸に展開している。
とみじは、かんざし浮きを、管理釣り場、野釣りと使えるものとし、設計、製作、実釣りを展開している。
その僕にとっての、存在大きい二人が、一致する点がある。 それは、野釣りでの巨べら釣りだ。放流や養殖したへらぶなではない。
昭和30年代、巨ベラは、幻のような感じのする記載がある。 その後、穴あき病というのが全国ではやり、野べラが減少する。
そんな、難局面が影響しているか、不明だが、鈴木 魚心の書いた書籍には、検討を後世に残す、という明瞭な文がある。
とみじのかんざし浮きは、使用実績豊富だが、とみじも、また、巨ベラが釣れやすい時期の季節に合わせた、自然環境の特性を踏まえて、立ちの良い。や、感度の高いなどの設計を施している。
きっと、それ以上に、かんざし浮きで、巨ベラを釣りたい。と師匠本人がウキウキしている。と思う。
さて、印旛新川の誇る巨ベラ地帯。ヘドロと桑納川。へその緒が、つながっているような近距離に位置する場所で、僕の新春釣りは、始まる。
もちろん、狙うは、巨ベラだ。
そして、使うは師匠とみじのかんざし浮き、そして、野釣りの探求を記した書籍から課題を抜きだし、自分なりに、幾人かの友人達の力をかりながら、克服、返答しながら、すすみたいと思っている。
なんだか、すっきり目標をとらえたぞ。
そして、僕にその、いつ終わるかわからない課題に挑戦させてくれるフィールド・印旛新川が、あることが嬉しい。
色々な方の話しを聞きながら、読み進み、釣り進むです。
ちなみに、先陣達としましたが、とみじは元気です。
今週、しっかり、立冬後の冬へラを、へどろで釣っています。
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カンザシ浮き 修行中編 印旛新川に出発進行!
2009年12月21日15:19
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今日に限っては、もの凄く、入力に力が入る。
今日は、いつもの通り、9時から13時までの4時間釣りに行った。 場所は、地図に載っていない地名の新川ヘドロ。へ・ど・ろ・・・。
去年、初めてこのネームを聞いた時、とみじに、「汚い名前ですが、かんざしの似合う美人(へらぶな)さんと、ヘドロ地帯で過ごしたくないなー。綺麗な感じの名前にしたら、人気が増すのでは?。」と言った。
とみじは「汚いか〜。」と、返答無く、僕は、対岸や桑納川河口などで、冬を過ごした。
とみじの誘いは消極的で、一度は、みんなが行く。ヘドロにと、一度だけ去年は行った。
21尺、ドボン。振り込めない。傘は吹き飛ぶ。風は強い。など、とみじに、ブーブーと言いながら、でも、知り合って間もない僕に、色々なアドバイスをしていただけた。
それから、一年弱。今日は相変わらず、ヘドロと呼ぶ、風の強いヘドロに行った。
巨べラ会の会が昨日、ヘドロ地帯であり、仕事で残念だったから、行きたかった。
駐車すると、即、車中で誰かを待っている釣り師に声をかけられた。
「今日は風があっていいよね。竿は、餌は、、」。と、でも、僕は、初めてなので、わかりません。とだけ答えた。すると、説明が始まり10分ぐらい、釣りかたの説明を受けられた。
僕は、自分の技量に合わせて、釣りをすること。振り込める竿と、使いやすい餌がいい。と、理解した。
そののち、釣り座に入り、準備中に、もう一人の方が、見覚えある方が隣に座り、懐かしく、会話がはずんだ。
「膝が痛くてさ、風が強いとね。俺は、送り込みでやるよ」と、僕は、たすき振りを強風下、選んでやっていたが、竿尺によっては、ぜんぜん、問題なく、送り込みで行えると教えていただいた。
膝が痛いが、釣りをする気持ちを、自分に置き換え、僕も膝が痛くなっても釣りをしたい気持ちに、感慨深かった。
そして、わからない事ずくめの中、釣りを始め浮きを見つめていた。 ふと、後ろに、人が立っていた。
驚いた。いきなり背中の後ろに人がいた。
全然、気がつかなかった。風の音がうるさいが、枯葉ある中、ここま で歩くんだぞ。なんで、わからなかったのだろう。
ここまで、人の気配がわからなかったことはない。 内心、ショックなほど、人に背中をとられた。
その方は83歳。先週40pを釣り上げた。という40年来の新川のへら人。
話しは深く、白黒写真のような風景を思わせる内容だったが、僕の使うカンザシ浮きを見て、、。その方は僕にその方が作った自作のかんざし浮きを見せてくれ、何本もあるから、どうぞ。と添付の浮きを僕にくれた。
そして、その方の、自作浮きについて、その方から、説明を受けられた。
バランス、重さ、なじみ、トップなどなど、僕は、驚いた。師匠とみじから聞いている内容にとても近かく、事前にとみじから浮き知識の補充を受けていなければ、自分で素材や形を意識しなければ、わからない程の内容だった。
すこし、ボディに亀裂があり、剥離があるが、直したら使えるよ。とやさしい声を聞いた後、その方は散歩する。といって、音も無く離れた。音がしない足音。凄い静かに動く釣り人、圧巻。
さて、どうすべきか。悩んだ。 釣りを始めて、1時間もしないうちに、3人のヘドロ地帯のベテラン 者からの、祝福、祝言、祝品。
僕は、もう釣りにならなかった。 気持ちが飛んでいる。
印旛新川のヘドロ地帯は、印橋新川なりのヘドロ臭があり、ヘドロ、ヘドロ、へどろだ。
さて、印旛新川のヘドロ臭とは何か。ヘドロ地帯って?と、僕も師匠ゆずりに消極的な発言にしよう。
釣りに集中するよう思うが、今日は、いい日だ。吉日だと思い、印旛新川 カンザシ浮き 修行を、竿を握りながら、ぶつぶつと書き始めた。
僕より先に、後から来た3人の釣り人が、僕に声をかけて、帰られた。これも、声をかけて、またね。って、これも初めて。
印旛新川 ヘドロ地帯。何がへどろなのよ? ヘドロ地帯のネーミングの理由は? しかし、頂いた浮きを、どうすればいいのか。
飾るか、使うか、どうすればいいのか。 今日は、胸温まる日だった。
最後に、3人のうち1人の釣り人が、昨日は夕方遅くまで、トミタと、やったよ〜〜って、昨日、遅くって、何時だろう。
日暮れが早いこの季節。寒いし暗いし、、。 ここはどこ。印旛新川 ヘドロ地帯。ヘラブナの名所。
印旛新川に出発だ。
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カンザシ浮き 修行中編 冬ヘラを前に
2009年12月19日20:56
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添付してある浮きは、師匠とみじの09年度のかんざし浮き(脚の色が青)と、僕が作った09年度のカンザシ浮き(脚の色が黒)。そして、プロの浮き師が作った球体の浮き(脚の色が朱色)である。
3本共、35p前後。 この3本の浮きを見ただけで、材質も重さもわからないから、判断はできない。と思いますが、わかるでしょうか。
バランス点と餌落ち点が見えて、浮かんでくるでしょうか。
下手な解説をしますと、餌落ち点が違うのです。
以前は全く、浮きの性能がわからなかった。
浮きとは、弓のように、引っ張れば強く前に出て、弱く引っ張れば弱く前にでる。どの位置に餌落ちメモリを作るかで、ボディの形状とバランス点を変化させ、浮きがウキウキと動きやすい位置に調整するのです。
簡単に言えば、脚の長さと支点までの長さ分、弓を引っ張っている。と考えてください。そして、支点からトップの頂の長さを弓矢だと思ってください。
速度と力の最高点で感度の良い前後が餌落ちメモリの前後です。
家で、3本の浮きを確かめながら、見るとき、マスターとみじが、作ったかんざし浮きのバランス、餌落ち点がわかり、使いやすい餌が見え、使いやすい棚が見えてくる。
でも、実際、餌の重さ加減や大きさなど、繊細な浮きの能力を最大に生かすのは、釣り人の能力と思える。
浮きが良くても、使いこなせない。と、浮きのよさが出ない。
ネット へらぶなの世界でマスターとみじのかんざし浮きの作り方、使い方を更に、見直して、身に着けようと思った。
かんざしの似合うような技を、身に着けるように。と、師匠に言われた気がした。
しかし、塗料の差はあるにしろ、釣り方まで、規定できるって、さすがは、師匠の09年度作品と思った。
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カンザシ浮き 修行中編 新川カンザシ一本釣行編前
2009年12月17日09:47
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4時間/日、それが、僕に与えられた釣りの時間だ。
この4時間が、僕に許された釣りの枠と思っている。 もちろん、この4時間に、パソコンで、心だけ野川に飛ばす。も含まれる。
今、ネット へらぶなの世界に、師匠 とみじの温情により、コーナーを作っていただいている。
僕が、初めて、ネット・へらぶなの世界を閲覧した時、僕の心は、体感した暑さ、寒さと共に、子供時代に飛んだ。
子供時代に覚えた、釣りにしか味わえない。満たせない心模様の再現がネットの中にあった。
釣りは僕にとり心を膨張させる。欲求を満たすものになっている。
40歳前になるが、子供時代に感じた空疎感、心の穴を満たす存在が釣りのように。同様に現実世界から離れたい。現実世界に戻りたい。というスイッチのオン、オフのように今でも釣りがそうなっている。
僕にとり、釣り座にいる時間は家庭の座、職場の座と共に重要。で、心技体の教えのように、身にしみている。
離れたい。戻りたい。戻る場所は、離れないとわからないと思う。 心を飛ばす。という怪しいフレーズに、もう一つ、ファクターがある。
カンザシ浮きだ。師匠の浮きはかんざし浮き。なぜに、同じようにしないのと、聞かれるが、師匠の浮きと同じものを作れる。作ったなどとは、言えないよ。おこがましい。と思う。よって、カンザシ浮きと呼んでいる。
新作のカンザシ浮きを作った。というか直した。 そして、これらのハンド メイド カンザシ を触っていると、魚体が脳裏をよぎる。
心 飛ぶ瞬間。浮きを触るだけで、口細、オイカワ、鮒、鯉、へらぶなまで、サイズに応じて、指先には触った感じが、鼻には匂いが、目には魚体が浮かんでくる。
釣り道具って、切符みたいなもの。 来年から、この浮きと共に、新川の全域で釣りをしよう。と思う。
師匠は四季のポイントを閲覧できるように、公開しているし、心動かされる。 わくわく、ウキウキのカンザシ浮きです。
添付は僕のカンザシ浮き。
きれいに撮れなかったけど、全長55センチで球体の位置を変えて餌落ちメモリを変化させている。短い物は、餌落ちメモリがトップから4,5メモリになるようにした、ばらばらですが、僕にはウキウキ感じる浮きになっている。
釣りをしながら、直しを更にいれる予定。 へらぶなの世界には玄関があって、扉がある。
そんなの空想かな。でも、へらぶなに限らず、門前払いって言葉は日本文化にある。
へらぶなを狙いながらも、、、、。釣り座に座っている。
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カンザシ浮き 修行中編 気温2度の釣り
2009年12月16日02:52 |
今日、夜釣りに行った。 寒いし、止めようと思ったが、どうしても、納得いかない気分で、また、ナイターをした。
納得いかない点とは、マスターとみじよりの教えで、凍った車のドアの開け方である。
ナイターを終えて、車の鍵が鍵穴に入らなかったら、ライターで鍵を暖めてから入れるといいよ。と、伝えられたが、試していなかった。
どうしても、年内にやっておきたかった。 気温は5度より、始めて、気温2度になり、そして、凍った。
やったー、凍ったぜ。とみじが通った道を通ったぜ。と、変な満足感がある。冬は浮きがしもる。が、他にも、しもる。と言っていたが、これか、、。カバンが霜る。車が霜る。とみじの掛け言葉に笑った。
キーレスだから、鍵こそ、暖めはしないが、やったー。とみじに教わった寒さまで、寒中ナイターをやったぞー。と、達成感があった。
残りは、冬風の昼間だな。と、設定する。 釣果はハーフ2枚だが、今年の新川釣りを終えられた。
寒くても、しっかりした浮きの反応。 ゆっくりと沈むような浮きがある。
仕掛けがバランスよく設定されれば、しっかりと浮きが動くを確認した。 去年、あきらめて、寒い時期、釣りをしなかった。
それが、何か、恥ずかしかった。胸につかえがあった。 でも、釣り終えて、つかえがとれた。
餌は重いグルテンだった。ヘラ餌で充分。変に、濃い成分を入れなくて充分。途中にサナギ粉を入れて、臭くしてみたら、カラツンが増えた。まだ、関係性はわからないが、変に集魚目的のものを入れる必要ないと感じた。 口細もかかり、ジャミが多くなる感じがした。
気温2度だが、水温は、表層温で2度以上はある。
まだ、12月だし、本格的な寒さにはいたらずも、浅場で気温があがれば、流れが出来れば、ぬるめの水温域が発生、溜まりになれば、鮒族は動く、。と予想した。
夜露でカバンが濡れる経験はあっても、霜でカバンがザラツク経験は無かった。
僕は帰りに、荷物が霜でざらつくのが嬉しかった。冬はしもる。とみじの声が聞こえた。
気温10度以下になった時、5度以下になる時、2度の時、何回か釣りをした。少し、自信が持てた。
ただ、風邪をひいたり、体を壊したりしたら、迷惑かけるから、そこは、我慢し竿出さないようにしよう。と思った。
楽しい釣りを目標にしよう。
楽しく釣るために必要なことは、と、感じる気温2度の釣りだった。
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カンザシ浮き 修行中編 城橋下西側
2009年12月13日22:31
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八千代市に引越して、今月で6年目。印旛新川で釣りを始めて、3年半。印旛新川のへらぶなを釣りたいと思って、1年が過ぎた。
何枚か釣り、あの独特のプリプリした、魚体に感動し、尺マブナも圧巻と思うが、尺上の32枚さんは、川の宝石と思うほどに美しい。
ここ1年半は、ずっと、城橋下が僕の居場所だった。 四季を共にし昼夜を共にし、ひたすら、何かを待っていた。
子供の頃、よく、江戸川や水元公園に行って、ナマズやエビ、雷魚、鯉などドッカーンと浮きが動く魚種を狙っていて、釣れたら英雄のような扱いを受けるのが心地良かった。
新川でも初めは鯉を狙い、次は、何でも。そして、野べラへと、対象魚は変わる。しかし、色々と釣っていると、新川で一番、釣りたいのは、変化し今は地ベラ。
その中で、城橋下は、僕の思い出多き、出発地点で、出会いの場だ。 印象深いのは、実名は許可がないのでふせるが、4人。
二人は今でも会うことのできる、印旛新川の大御所。
もう一人は、印旛新川に思い出ある放流直後に、水門前で132枚を釣ったという現在、管理釣り場で全国トーナメントに出る方。
もう一人は、現在は、わからないが、地元の釣り人。
それぞれ、感謝している。道具、経験、技を教えてくださったし、新人の僕を馬鹿にせず、親切な方だった。
そんな思い出多き釣り場だから、離れるのは嫌なのだが、いつまでも、同じ場所で釣りをするのも、考えようで、今年で離れることにした。
ここで僕は1年間半、約130回釣りをして、側線鱗の32枚へらぶなを13枚。最高、41センチ。最小15センチを釣った。ハーフは約450枚釣った。
判別に迷うフナもいた。ヒレの長いフナ。や、深い傷を負ったフナ。
川鵜にかじられたようなクチバシ状に傷を受けたフナ、など、勉強になった。フナ族は外観に違いが多い。純粋はマブナだけ。マブナは雌性発生するから、混血、交雑しない。だから、ハーフは、マブナよりも、へらぶなの影響を受ける。し、ギンブナって、32枚さんより少ない気がする。
僕は新川に来るまで、週に2回ほどのペースで釣りを続けたことはなく、こんなに夢中になったのかが、わからない。
しかし、ある時に、ぐーんと伸びた。
もちろん、釣り初めの頃は、ナイターでも、ハーフが1,2枚の日が多くあったが、不思議と釣れていない割りに城橋下での思い出は多い。
これからも、時々は、城橋下に来るが、今までのように、印象的な釣り人に声をかけられるのを、待っているだけの、場所選びは止めよう。と思い、場所替えを思い立った。
春の初めに、マスターとみじに送ったメールを思い出す。
「春だ。春だ。鎖をはられたような川面から、うごめく、泡立ちがあった。もう、春になる。」
有名な新川の冬ベラを城橋下で釣ろうと竿をだすが、釣れずに、春を迎えてしまった僕。しかし、春が恋しく嬉しかったのだ。
このメールを送った、数日後に、城橋下で32枚さんを釣り上げた。
このメールのあと、ひたすら、時間を見ては、釣りに通った。
カンザシ浮きもここで、練習し腕を磨いた。
いよいよ、新川の冬が始まる。南向き護岸か、ヘドロ地帯に行くか。
もしくは、違う場所に行くか。
城橋下でカンザシの似合うお姫さまに会いたい。と願った日は、そのままに、少し、武者修行するか。
城橋下の思いを慕情というのか、初恋の場所なのか。
新年、1月からは、カンザシ一本、新川武者修行編で、新川を釣り歩きます。
先ずは、冬ベラに挑戦。 そして、のっこみベラに挑戦。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
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カンザシ浮き 修行中編 ヘラ へら へら
2009年12月11日02:50
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さむーい。今日で夜の釣りは年内終了にしよう。
今日は、初めてハーフが釣れない夜釣りになった。去年の12月はもう、夜釣りは止めていたし、ハーフの釣れない時期になった?。
気温は6度。水温も冷たい。浮きが動かない。と、一緒に釣りをしていた。今月、5枚。32枚族を釣った友人は叫ぶ位に渋かった。
去年、ハーフすら釣れなくなり止めた事がよぎる。
しかし、餌なんだよな。釣れない友人が使っている餌は、僕から言えば、無理無理。と内心思っていた。友人も、無理と思っていたようだが、去年とは違い、今年は側線鱗32枚を釣り込んだ実績だろうか。
餌の成分でなく、粘り、やわらかさ、軽さが違うだろう。と、思っていた。
その中、僕の浮きまわりは、動いているし、水面に、もじりがあり、新川は寒いが、動いている。感じだった。
今日は、初めて、4時間で32枚さんを3枚釣った。 釣れる気配はないが、釣れる気がして、高揚感の中、スコープを使って、あたりを取りにいく。
上針トントンから、段差を広くつけた底釣りでスタート。浮きは、ぼやけて動き、しっくり感がない。しかし、泡ずけが立ち、気配があり、友人たーさんが僕に教えてくれた上餌の工夫を続ける。
そして、ぼやけた、浮きの動きに対してスコープを使うが、わずらわしくなり、段差をせばめて、共ずらしに変更し、食い当たりの狙いを餌落ち後の動きの変化にしぼりこんだ。
先ずは、ハーフのようなはっきりさたズン。とした寸ヘラ。その後、食い上げで尺3、その後、居食いに似た不自然な浮きの止まりの動きで尺2が、釣れた。
かつて、日に3枚、32枚さんが釣れたことは無く、ただただ、浮きを作成する段階で浮きの感度を意識し、夜用浮きの改造や色の変化を工夫するなど、意識をしないで、身についた力で対応する。
スコープで当たりを狙った時の違和感を仕掛けの工夫で補った。食いがはっきりしない時、餌のタッチを変えた。
魚は寄っているという自信のもと、食わせに意識を絞る。餌のアドバイスを友人から、頂いていたから、不安なく、食わせに集中する。無くならない程、豊富ではない集中力を絞るだけ、絞れる自分の変化が嬉しかった。 ケース バイ ケースというが、今日のケースを感じ、対処するのだ。
釣れる。までには、自分だけの力では足りない。と思う。そして、これらは、数をこなさないと、わからないと思う。
釣れるとは、数多く、釣りに行かないと、わからない変化を含む結果だと思う。おのずと、数多く釣りに行く人が優位と思うが、今日は数日前に友人、たーさんが、多く釣った場所で、当たりパターンを聞いていたから、適応する時間を省略できた。
自分ひとりで釣り上げる、全ての過程を作っても、もちろん良い。だが、そんなに数多く釣りには、いけないのだから、誰かと情報を分け合って、釣りをする必要を感じた。実に机上の空論とならないように、川の匂いがする感覚が一番、大事で体から抜けないようにするのが釣りは難しいと思う。週に一回は竿をだす。だから、わかり釣れる。
ぼくは、32枚さんを釣るには、最も、大事なのは、回数と思っている。腕ではなく、場所や餌、仕掛けでなく野の変化に適応することが需要と思っている。だから、今日、三枚釣った時、回数。と思った。
そして、回数をふやせない人が釣り上げるために必要なことは何かと感じながら竿を握った。
本物、32枚さん、3枚。ハンド メイド カンザシ浮きを作る過程、修行中に、身についた効果をフルに使った。
初めの1枚を釣った時、やれやれ、やっとかと思った。 4時間で、3枚、釣った時、同じように、やれやれ、やっとかと思った。
へらぶな釣りって、釣った時、結果出した時には、山場を越えている。と思う。 面白いのは、つれていない時の過ごし方で、へらぶなは、それに比例して釣れると思った。
山場を越える。この超えるためには、自分以外の釣り人が必要と思う。もちろん、自分も必要だが。
マスターとみじへ
カンザシ浮きを作成し、野で使える物か、試し釣りの過程で、釣り力が伸びました。
お金で買える浮きでは、身につかない。自分と向き合う過程の産物です。 カンザシ浮きを、僕に作らせていただきありがとうございます。
添付は、32枚さん達です。一年かけても、釣れなかった去年。 なんで、こんなにも、釣果が変わるのか。不思議、、、、、。
わかっているのは、自分の数少ない経験では、釣れない魚に新川の32枚さんは成っていること。
経験の力をどうやって、補うか。そこが、鍵になる新川釣りとなった。
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カンザシ浮き 修行中編 寒さの中に
2009年12月03日22:50
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気温7度開始、気温4度終了。暖冬かな。と思いつつ、明け方は寒い。日の出は今、朝6時過ぎ。日の出前の時間、暗いが釣りはじめる。
友人はその中、40p越えの32枚さんを釣った。友人は、鱗が何枚あろうと見た感じへらぶなならば、本物と言い、新川の地ベラだ。といって見ると、見事にヘラブナっぽいハーフのことが多い。
だが、今回は本物だ。32枚の鱗を持つ新川の地ベラは、厚みがあり、丸くて、大きい。40p近いハーフもいるが、圧巻だよな。と、うらやましいと思ったが、不思議だな。以前より、うらやましくはない。
新川で本物の40p以上を釣るには、それなりの苦労が必要と思うからだ。それなりの苦労。友人は今日、へら餌を買う金に困った。と言っていた。でも、餌を買ったと言っていた。何となくわかる。
始めの頃、新川慣れしていない友人が、本物、本物と騒いで、見ると、ハーフだよ。って答えて鱗数えろよー。と言っていた。きっとハーフでも、ヘラブナっぽいから、へらぶなと思うとわかっていたが、やはり、新川の天然、地ヘラとは、言って欲しくはない。
この友人は、ある管理釣り場で130枚以上を日に釣り上げたことがあり、自信あるようだし、さぞ、言われてつまらない思いをしたであろうな。僕も以前はハーフをへらぶなといって、マスターとみじに、似たような事言われたな。と思い返していた。
だが、この日、友人は釣った。寒い中、釣った。
僕は、釣れなくても最近は浮きを見るだけで嬉しく満足になってしまうから、寒い中、友人のやっと、40pという思いに、自己新記録、おめでとう。と叫んだ。それなりの苦労を讃えての賛辞だ。
この冬、新川で冬へらを釣って、教習所卒業のようにカンザシ浮き修行中編が終わる。卒業課題が冬へらになっている。まだ、寒くない。もう少し、待てと自分に言い聞かせ、自分の浮きをじっと見る。
のっこみ期まで4ヶ月位、あと少しで新川でヘラブナを狙って一年が経つ。俺の狙いは冬へらだ、焦点を確認する。
添付は友人の釣った40pオーバーの32枚さん。肉厚だった。
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カンザシ浮き 修行中編 波動の中の当たり
2009年11月30日03:20 |
雨だも風でも、雪でも日照りでも、新川にはフナ族がいる。 餌を待つフナがいる。そんな気持ちが僕を新川に誘わせる。
目標はいつでも、どこでもフナ族と浮きを通し会話が出来るだ。
バランスや色々、釣り方には、あまりこだわっていない。仮に釣れなくても気分がいいのが釣りだ。
波風が立ちバランスでは釣りずらいと感じたときは、オモリを底につけて対処する。そして、波風にあおられた浮きの動きの中に、食い当たりを見つける。自然の波動の中に、フナ族の証が浮きを動かす。
春、夏、秋とそうだったように。早く、冬になったほしい。 冬の水温が10度以下になる時、どうなのか。冬のフナ族のパフォーマンスをみたい。
釣れなくても釣りをすればなぜか達成感が有り楽しい。 季節の移り代わりが楽しい。来週には、新川の放流がある。
波間の波動の中、浮きは動く。どれが魚の当たりなのか。 興味は尽きないが、自然環境の中、フナ為的変化を見つける。
目標は、いつでも、どこでもフナ族を釣る事。年間を通して坊主の日を作らないこと。が今年の目標。途中から、カンザシ浮きの使い手になろう。と目標追加したが。
いよいよ、12月。来月中に一年の反省と目標を見つけよう。 そして、いよいよ、僕の師匠からの卒業課題、冬のヘラブナを釣る。
に挑戦だ。
楽しみだ。新川は一年を通じて、ヘラブナ釣りが楽しめる川と信じている。
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カンザシ浮き 修行中編 印旛新川小ベラ会?
2009年11月26日09:57
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最近、手の平大の32枚さんが釣れる。
大抵は、尺足らずのハーフに混じって、カラツンが入り、はっきりしない浮きの動きが続くと、寸ヘラが来る。
小さくても、しっかりした特徴のある魚体に、かわいいーと感嘆する。
32枚族が来る時、水面にうごめきがある。ある人は、まず先陣で、○○が釣れる。そして、浮きにサワリが入る、と言うし、僕の感じでは、一瞬空気が変わる。と気配をへらぶなの感じにしている。
そして、そこから、いよいよ、新川のヘラブナ釣りが始まる。
それまでは、ハーフとか口細とかギルとか狙い以外の魚種の動きに対処するが、ここからは、32枚さんとのやりとりだ。
一回の釣行で、このような凝縮された緊張の時間を過ごせるのが、たまらなくスリリングで、高揚する。
吹雪に雪女、津波に人魚、、のようなオカルトみたいな空気の変化がある。風の向き、霞やモヤ、一瞬のさざなみ、気象の変化といえば、それまでだが、釣れる、釣れないではない。別空間に入りこんだような不思議な感じに包まれる。
6寸の32枚さんを上げたが針が口ほどに大きい。
小型の32枚さんが来るとは思わず、6寸用の仕掛けではないから、アンバランスだが、思い切って仕掛けを変更するのも、迷うものだ。
去年のこの時期は、寒いし、釣れないしとあきらめた自分が不思議。なんで、やめたのだろう。あたりは夏に比べては小さいが、おもしろい。釣れなくても、釣りの気分を味わえる。
判断力が足りないのだと感じた。 いかに釣りを組み立てるのか。ハーフを枚数上げるのとは、別物。
針や糸の大きさ、太さを変えたくはない。
自分の選んだ針やハリス、ラインの形状や性格と、目の前で起こっている、浮きの動きを関係性を持たせながら、考慮する。
ヘラブナと向き合える時間の貴重さを感じる昨今の釣りだ。 添付は、迷いに迷って釣った。尺32枚さんだと思った5寸32枚さんです。
お父さん、お母さんを連れてきてね。と声をかけ、もちろん、リリースしました。
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カンザシ浮き 修行中編 やっぱりヘラブナはいる。
2009年11月24日03:30
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寒くなってきたが懇親釣り会後、すっきりせず、新川に向かった。
常連さん達のその腕に感心する一方、未熟な自分を反省する。
ハーフと本物のヘラブナは、はっきり違う。
側線鱗や受け口などを見なくても、体表を見れば、一目瞭然。 しかし、ハーフと本物をしっかりと見分けられると辛いな。
ヘラ師としては、当たり前のことといえ、ハードル高い。
ヘラブナは新川にいる。事実だ。添付のヘラブナは懇親会終了後の尺2寸だ。新川にはいるんだよ。新川には本物の地ヘラがいる。
それこそ、放流ではない、新川、産まれ、育ちのヘラブナだ。 こんな貴重な河川はない。自然繁殖する産卵場所がある河川に感謝。
もやが強まり、気温10度以下となった。
辺り一面、対岸見えず、モヤが強まり電気浮きに代え、ヘラブナさんを待つ。泡ずけを見るたびに、一枚ずつ、釣ろうと思う。
カラツンが増えた。いよいよ、来たかと気がしまる。
どこが当たり位置、当たりかな。と、数pの駆け引きがはじまる。
ずらし、段差、ハリス、餌、ひろう当たり、、と、いくつしかない方法を代える。、、、、ドンピシャ。今日はカラツン4回で釣ったぞ。
カラツンを出したこと、カラツンが続いても、対応したこと。 ここが面白いよな。 やっぱり、ヘラブナはいい。
次回の印旛新川 懇親釣り会はがんばるぞ。と奮起した。 冬に向かい、本物が元気になるという楽しみ。
昼間の限定された時間内に本物を釣ったことは一回。やはり、カンザシ修行中編は続く。
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カンザシ浮き 修行中編 当たりのちがい
2009年11月16日08:27
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最近、マスターとみじより、浮きのバランスについて、教えを受けた。内容は、トップボディ比の事で、波風対応としてロンググラストップカンザシ浮きを面白く使って、効果もあると思うが、感度面の教えを受けた。
とみじのかんざし浮きは重心、餌落ちメモリと割合をとり作成しているが、僕のは単なるバランス無視の球体とトップ4メモリが有れば良い。そんな感じの作り方。僕の場合は僕の釣り自体がトップから4メモリあれば充分という感じだから、僕の姿勢が顕著に出たと反省。作りなおしを考えていた。
今朝、暗い中から、釣りをした。結果ハーフ10枚と側線鱗32枚が一枚。釣れ、久しぶりに32枚族に会えて嬉しかった。
問題は当たりだ。大抵、32枚族が寄るとわかる。なぜなら、カラツンが増えるから。独特のもの。なんでーーと思うくらい合わせられない。ハーフは、ガツーンとアタリがでる。
16尺のバランス、上針トントン、段差10cmが今日の釣りだが、
夜間用の白色ベースの1mmグラスムク、15pトップのカンザシ浮きを使用した。背中から街灯が入り、肉眼と一部、スコープをみて、アタリをとる。
スコープがあれば、かなり、電気浮きを使わなくても、普通にカンザシ浮きは見える。
しかし、本物のヘラブナの食いは、特徴的に弱い。というかデリケートだった。 ふと、とみじの感度への意識が脳裏に浮かぶ。
この感じを、もっと、シャープに無駄なくできないかな。
このヘラブナさんたちを相手にする浮きだよ。と、最近、ハーフでもマブナでも、釣りたくなっていて、僕の浮きはさながら、マブナ浮きになっていたようだ。
カラツン、カラツン、あたりは取れない。 浮きを見直すキッカケとなった。
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カンザシ浮き 修行中編 大波 大風・・釣り人は動かず。
2009年11月12日22:39 |
昨夜からの雨が上がり風吹く新川。東からの強風が冬風の練習になると胸高鳴らせ、風が吹きぬける。右頬に当たる強風を求め、釣り場探す。南北に伸びる川筋を避け東西に抜ける川筋を探し逆水橋近くへ。
よしよし、いい場所だ。 海のような川面、波もあり、パラソルが飛んでいくような場所で冬の練習とばかりに竿を出す。
同じような気持ちなのか、対岸にも釣り人はおり、僕は4時間だったが僕より先に帰る人はいない。
みんな強風関係なしか、さすがは印旛新川の釣り人。考えることは同じかと狙いは強風下のヘラかと思う。
川面は荒れているが、モジリあり、バシャつきありと、魚は騒がしい。
3時間ほど経ち、浮きが動き、波間にあって、初めて魚信を捕らえた。やったーと叫び、魚をあげながら、タモをとるが、タモがない。
え?、、タモがない。探すがない。そのうち、ばれた。 タモがない。見えない草間にあったが、驚いた、いつもなら、こんなことないのになんで、、。
軽くなった餌ボールに強風が入り、ひっくりかえって終了。
パラソルのきしむ音、竿は曲がる、竿受けも曲がる。反省タップリの今日の釣り。しかし、課題を見つけられた。そして、強風下、僕のロングトップカンザシは垂直方向に立ち深い宙をできた。初めから底つく場所でやろうとは思わず性能を見に来たから、どのくらいの波でどうなるかを見たかった。
よしよし、、。こんな感じなら、僕のカンザシ、使えるぞ。 予行練習終了。波間にあり魚信とらえた。合わせた。のった。
タモにこそ、収まらず下手くそが露呈したが、達成間があった。 そうだ、これだよ。と挑戦する気持ちが嬉しかった。
帰り際、強風の中、数人の釣り人以外に誰もいない新川を見て、何だかスゲぇー、釣り人の迫力を感じた。
鳥たちは、風に流され、あおられ、忙しそう。車も、あおられる風の中、何だか、スゲぇー風景を見た。
Tomiji
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大部分の釣り人がドボン釣りをするなか、敢て底を切った深宙にアタックするその根性は見上げたもんだね!
そして結果を出して自作の浮きの性能の素晴しさを再確認して次に繋げる。
今後の釣行が待ち遠しいね(^^♪
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奥ちゃん
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- とみじ、お返事ありがとうございます。
カンザシ浮きは、強風や波間にあり、その性能を発揮すると僕は思う。
また、管理釣り場に行ったら、先ずは、最も、釣りずらい場所に座る。強風だろうが、魚はいる。釣座から逃げない。
この風、波で釣ったら、癖になる。それほどの達成感。
一枚の何と貴重なことか、僕の冬風の新川を目指した修行は続くのである。
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カンザシ浮き 修行中編 カンザシ再考 その2
2009年11月11日20:57
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昨年の今頃、とみじに自分の釣ったハーフがヘラブナでない事を知らされ、僕の中ではヘラブナだが、不満足、不信感。マブナ以外はヘラブナだと思っていたから。
しかし、マスターとみじのページに、とみじの言う、新川のヘラブナが載っており歴然たる差と後日、納得をする。
今は暇を見つけては、釣りをする。自作のカンザシを使いたくって、ムズムズするからだ。僕のカンザシは3種類。底用、宙用、ロングトップだ。
その発案は、実は自分でなく、35年ほど前の書籍。
「へらぶな釣り事典・内山 静舟、羽田 師秀・つり人社発行から、思案したものである。この本も、マスターとみじからの頂き物で、各項に、読み込んだ跡が残る師匠からの本となっている。
当時、発砲素材の記事は無く、ロングトップ浮きの項目に、僕の思案したカンザシ浮きの思案の原点がある。
この本には、風、波に対し、羽浮きのロングボディの短いムクトップを沈めて使う。と記載がある。
これに呼応し、中古釣具店の浮きにカヤ、羽、バルサ材のムクロングトップ浮きがあり、当時をしのばせる。
カンザシ浮き、マスターとみじの新作や旧作には、グラスムク、ロングトップという軟質発砲の最小体積、最大浮力をフルに発揮できる形状が紹介されているが、書籍には発砲素材を使った浮きの記事が少ない、ほぼ無いのが現実で残念である。
僕の浮きは、そんな中にあって、面白いのではと思い作った。
トップは、30センチ近い。そんなに目盛り使わないだろうで、その通り、目盛りは使わない。目的はボディを水面下に沈め、表層の波、風の干渉を受けない。その一点が狙いである。かつて、羽浮きのボディ25p前後のロング浮きがボディを沈めたように、それを、発砲で表現したら、こうなった。
波風に対し、かつての書籍は水深1メートルに対して1gの負荷をかけた。4メートルなら4gだ。
この4グラムは、発砲素材なら、簡単。直径20mmの軟質発砲を使う。印旛新川には4メートルの水深の場所は多くはないが。
こんな思い出、釣りを楽しみ、自作の浮きで、日々、ヘラブナを狙う。
釣れてはいないが、マスターとみじや、たくさんの筆者の残した浮き学の一端を受け釣りをし、釣り上げるときに文節の一文、一端に触れているようで、気分は高揚、書籍理解が深まる。
たくさんの筆者は、浮きについて多くの計測値、使い易さ、分析を残しています。それらに触れることが出来るのは、自分で作る時。
カンザシ浮きを作りながら、筆者の視線を感じる昨今です
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カンザシ浮き 修行中編 昼の気温10度以下の釣り
2009年11月05日14:34
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11月に入り気温が10度以下になる事があり、午前中に多く釣りに行く機会の多い僕にとっては、夏場のあの大きなサワリの中、はっきり入る食い当たりを主な目安にしていたから、食い当たりの変化に戸惑っている。
しかし、釣友や師匠のアドバイスにより、とりあえず、晩秋らしい当たりを見つけることが出来、釣果を出すことができた。
添付は、ジャミ。と、今日2枚のハーフ。そして、本日より使用を始めた曇り空用浮きの白梅、つぼみ付きだ。
今年の2月に初めてマスターとみじのレクチャーを2月の夕方、寒空の中で、カンザシ浮き(直径2センチの多きな発砲)を使い受ける。そのレクチャーの中、動かなかった浮きがカンザシに変えた途端に動き、釣り上げたのがクチボソだった。あのとき、浮きが2センチぐらい大きく入り、なんでーと目を丸くしたのを覚えている。
あれから、半年以上経つが、とみじ推薦の白色と黒色の2色の浮きを試そうと作ってみて、使ったみたら、また、同じように大きく入り、釣れ、懐かしい日を思いだした。懐かしい。純粋に使いこなせなかった頃を思い出し、カンザシ浮きの練習と、振り込みに力が入る。
昨日は、同じ時刻、同じ場所、同じ仕掛けで似鯉が釣れたが、今日はハーフ2枚と鯉が二枚だった。下針トントンになっていたのかな。浮きは大きくは動かずに、少し沈むように入った。
棚とりに甘さありと気がつく。
気温10度以下、浮きの動きは明らかに一週間前とは違う、だが、今日は曇りで日差しが弱かったから、とみじ推薦の白色ベースの浮きを使った結果、良く見え、弱い、わずかに沈むような当たりをとれたのが嬉しい。
去年はこれがわからず、音をあげたのだ。
先端に白梅のつぼみとばかりにシモリ浮きを着けたが、ナジミ幅が出るので、あまり、つぼみ部は無くても良かった。
気配、サワリ、当たり。それを、浮きから感知する。 カンザシ浮きだけでないかも知れないが、浮きの役割を再認識する。
気配、そして、ゆるいサワリ、小さく、ジワッとはっきり動く食い当たり。 なんで、見えるようになったのか。
理由は浮きの動きを注意深く見ているからだと思うが、自作の浮きが使い物にならないと、認めたくないから、やはり、真剣になる。
あと、餌だ。餌って釣り師にとり、秘密にしたい。
教わっても同じように出来ない。作れない餌であるが、餌、結び、ハリスの太さ、などと同様に餌もまた、仕掛けの一部だと思う。
要は、ヘラブナに仕掛けるのだから、そうなるか。 餌。うーーんんん、、、、。釣れているからいいのいかな。 どうしよう?
考え事は尽きないし考えたところで出来るかどうか不明。頭使って、体を使ってと、一つ、ホッとし新たな世界(へらぶなの世界)を、感じる僕であった。
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カンザシ浮き 修行中編 満月の夜に・・・。
2009/11/05
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今日、昼間4時間、深宙で似鯉一匹で、フラストレーションがあり、久々にナイターを4時間行った。ハーフのみ12枚だった。
ドライヤーで水を温めろ。と言われても、難しいように。寒波到来しても、水温は下がってはいない。板オモリは生暖かく、釣れた魚もまた、体表はぬるい。
しかし、食い当たりはちがう。以前のようなはっきりしたものでは無く、はっきりとした小さい当たりになっている。
ナイターは、気象的に水面が波立たずに、比較的、落ち着いた波になっていて、僕のような食い当たりがとれてない。つかめてない段階の者にとっては、練習になる。
半年前、初めて本物を釣った時、とみじに、一枚釣れば気が楽になるよ。と言われた。意味がわからなかった。
今日、初めて気温10度以下での食い当たりをとった。なるほど、活性が高い時とは違う。
知る人ぞ知る。新川の気温10度以下での食い当たりなのだろう。 去年は台風が来なかったため、この時期に食い上げで、良く釣れた。
41、39pのフナ族が釣れ面白かった。 そんな11月の満月の夜に、挑戦した。 結果、10度以下の食い当たりをとれた。
一枚釣るって大きい。掛け算ならば、坊主の経験は0×10=0。でも、一枚でも釣れた、合わせ釣ったなら経験は1×10=10。だ。坊主とは雲泥の差になる。
人生で初めて、10度以下での食い当たりをとれた、40pのフナ族を食い上げで釣った時以上に嬉しかった。
食い当たりの説明は、難しいけど、とみじに言われた通り、初めの一枚を釣れば、、。の言葉を思い出す。気温10度以上でいくら300枚近くフナ族を釣っても気温10度以下では何の経験の蓄積にはならない。
まだ、水温が高いけど、気温も水底温も5度近くになったら、どうなるのか。きっと、また新しい、違う食い当たりになると思う。
初めの一枚を釣るまでの困難さを感じる。 そして、師匠とみじが、くどくどと説明しないのもわかる。理解ではない反応できるかは別物。と思った。
満月の夜、背中から街灯が入るが、とみじのカンザシのコーナーにあるが、白色は強い。
公表したから言うが、ナイターでも白色は強い。発光ホワイトは尚更に強い。
僕のナイター浮きは、一本は電気浮き。もう一本は、カンザシ浮きでトップの塗装は白色。の黒系の目盛りだ。
街灯を背にすると、はっきりと見える。この時期のトップは1mmでも、ナイターなら、浮きの変化が取れる。
とみじのカンザシのコーナーを見て是非、試していただきたい。ただし、背中からの街灯が必要だから、もやっぽい夜や暗闇は駄目。
自分で塗装する。光沢のある塗料と光沢のない塗料の使い方で、こんなにも、夜での見え方がちがう。
こんなに寒いから、無理はしないで。と思うが、2年目の幕開けを、気温10度以下の食い当たりをとれ、4時間で12枚。ハーフばかりだが食い当たりをとれたのは、とみじの励ましと実際、とみじはやった。という実績のもと、俺に教えてくれたくれたからと思う。
気温10度以下の食い当たりか、、。理屈でない世界の当たり。 反射だね。言葉でうまく表現できない。
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カンザシ浮き 修行中編 寒波到来
2009/11/04
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冬の新川でへらぶなを1枚。を、修行中編の卒業試験と課し、2年目。2年生になった。
本物のへらぶなは、釣れていて、新川慕情会の例会報告を見るとやはり釣れている。4月に1枚、本物を釣って以来、昼間は釣れていない。
大変な卒業課題と思うが、一年を通し、ヘラブナを狙わなければ、ヘラ師にあらず、そんな気がやはりする。一年、学校に通い、進級出来るように、1年、釣り場に通い修行編卒業だ。
11月に入り寒い日が続く。 寒いが、まだまだ真冬に比べれば、暖かい。
にぎやかだった水面も、静まり、釣れない日になってきた。でも、大丈夫、釣れる。そんな、気がする。
しかし、ハーフと、初めてだけど、似鯉ばかり。
本当に似鯉は、口下に向いている。実は、深場で宙のつもりだけど、何で似鯉が釣れたのか、底に着けたつもりはないが、、、。
午後になると、陽がかげり、風が変わる。
さみ〜〜い。冬支度が必要だ。しかし、冷たい頬をさすりながらも、野釣りっていいな。と不思議と感激。
ヘラブナが四季に身をおいている様に僕もまた、四季に身をゆだねている。 今、季節は夏から秋があったように、秋から冬に向かっている。
負けるな。晩秋、冬へ向かうぞーと気合いを入れた二年目のスタートでした。
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カンザシ浮き 修行中編 祝 師匠と一周年
2009年11月01日22:56
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師匠のとみじと出会い、お互い、カンザシ浮きの似合うへらぶなを釣ろう。と、単純な接点があり、僕の師匠はとみじと名乗り始めた。
師匠に会ったころ、真っ先に「俺はしつこいから、嫌なら嫌と言えよ。」と言われた。嬉しかったな。何せ、僕もしつこいから、全然、しつこさが苦にならない。しつこさには自信ありだ。
そんな師弟だもの、しつこいよな。 僕は年に116回釣りをして300枚ほどのフナ族を釣る。
一回釣りをするたびに、とみじにメールを送り、意見を聞き、通信教育だね。って思っていた。
出会いの接点は、カンザシ浮き。ウキウキする浮きだよ。
添付は僕が、作った自慢のハンド メイド カンザシの桃だ。
トップの色彩は桃から学び、赤、黄緑、白を使った。 本当はアヤメやアジサイが好き。紫、緑、白の浮きだが、その時期に作ることにしている。
カンザシ浮きは釣具にあらず、なぜなら、釣具屋に売っていないから。 一年目は市販品のトップを使いカンザシ浮きを作っていた。
今は自分で設計、製作、実釣する。そじて釣果につなげる努力をする。
師匠のとみじから伝えられていることは、冬の新川で一枚、へらぶなを釣ってみよ。だ。一枚、釣って、修行編 終了だ。
楽しい。とみじに招き入れていただいた新世界・へらぶなの世界。は、素敵だ。 心酔する思いで、2年目の出発を誓った。
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カンザシ浮き 修行中編 浮き再考
2009年11月01日00:08
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マスターとみじから、餌作りが上手になったね。と評され嬉しかった。 しかし、ふと、思えば、魚が釣れるとは、餌に寄り、針のついている餌を食べ、浮きが動き、合わせ、取りこむという複合技の成果。
ヘラブナの餌って難しい由縁を感じる。 だけど、餌はいろいろと工夫できるから、楽しい。
カンザシ浮き使用者にとり餌は考え所、負荷オモリが多いから、餌切れが心配。だが、餌落ちメモリはだせるから、落ちたかはわかる。
また、振り込み方を工夫すれば、餌消れって、そんなに心配しない。
カンザシ浮きの素材は発砲。自然素材でなく石油から作られたもの。 だけど、カヤや孔雀にしろ、何か、素材に偏見持つ人が多い、なぜに、そんなに浮きの素材にアレルギーを持つのか。が不思議。
ヘラ浮きの歴史って、ヘラ釣りの歴史自体、100年無いから、浮きも100年ない。漆塗りにこだわるが、昔、漆は高級品で、魚釣りに、見合う素材ではないから、いつから、そんなに、素材に対するアレルギーをもったのか不思議。
しかし、漆を使うヘラ浮きを作る職人さんの技力は凄いと思う。
そのレベルは、流体力学上では、乱流起こさないレーシングカーなみの仕上がりで、表面塗装の技にかけては、アマチュアでは近ずけない。
乱流がある。が、イコール浮きの動きに対し抵抗となる理屈だが、
抵抗がまた、食いの当たりを鮮明に出す力になるという僕なりのカンザシ浮きの解釈も、僕は、真実と思う。
オートマ車のクリープ現象があるが、抵抗を無くせば無くすほど、逆の効果、止まらないが発生する。
浮きの持つ抵抗を使う釣り人は様々。
人それぞれ、古くはトンカチ浮きというボディの上を水平に切った浮きがあり、鮮明な食い当たりをとると紹介をされる時代があった。
しかし、食い当たりの前のサワリが上手く表現できない。なぜならば、水平にきった面とボディ下部の滑らかな部分の抵抗差が大きく滑らかさにかけるためだ。
浮きをみて、ヘラブナの食いを表現できる浮きが最高と思う。
浮きを見て、自分の道具、釣り方、餌を含め、釣れる状態にセットするのが、釣り人の技の見せ所。 木を見て森を見ず、森を見て木を見ず。
しからば、浮きを見て仕掛けを見ず、仕掛けを見て浮きを見ず。も成り立つか?。
人にカンザシ浮きをすすめても、なかなか、入りきらないのは、仕掛け、竿、当たりをひろう力などの仕掛けと釣り人の整合性が理由になるだろう。
なるほど、浮き選びは難しいと思う。
はっきりとカンザシ浮きを嫌う、否定する意見を聞きたいが、おおよそ、力学的な否定でなく釣りの心地良さの理由になると思う。
ヘラブナ釣りは趣向の世界。といわれる。
擬似餌釣りは擬似する生物の特徴を伝えられればと思うが、ヘラブナは餌はプランクトンだし、小生物だし、コケなどだし、餌の豊富さ。がある。法則があればよいが、それがない。
きっと、どんなテキストにも絶対釣れる餌はなく、よって、絶対釣れる餌を上手く表現できる絶対の浮きもないにつながると思う。
だけど、僕は、カンザシ浮きを持ち、絶対でなくても、かなり、広い範囲をカバーできる浮きだと信じている。
ハンド メイド カンザシを手元に、しっかり持ち、釣りを進めたいと思った。浮きの再考です。
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カンザシ浮き 修行中編 トータルバランス
2009年10月31日22:23
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懐かしい日々の事を思い出す。 昨年、マスターとみじと初めってあった日から、幾日で、メールの返事で、「ぞんざいな仕掛けでは、ヘラは釣れない。」と、ぞ・ん・ざ・いとは?・・丁寧ではない様子。
別にそんな言い方されなくてもと、思った。だが、言われてから、一年。昨日、マスターと釣りをし、ぞんざいな仕掛けとは言われなかった。
顔合わす回数年間20回ほどあるが一緒に釣ったことは一度もない。
どちらかが竿を握り、どちらかが、見ている。そんな背中からの視線が良かったりしている。
一つの浮きを二人で見る感じがよく、今の浮きの動きはどうだ。など、初恋の相手の小さく細かな仕草に右往左往する感じ。と似ている。
そんなことを感じながら、感度、浮きの色彩、大きさなど浮き談義がエスカレート。 しかし、4メートル先のオモリの動く感じを受ける。
食い当たりでなく、餌の変化で起こる仕掛けと浮きの目盛りの変化だが、そして、竿を動かす時、仕掛けの抵抗を穂先が受けている。
釣り人はみんな感じているのかな。自分だけ今頃になり感じているのかな。と、疑問。
だが、一つ一つの仕掛けの動きが、浮きなり竿なりに響いて、感じて釣っている。
昔、マブナのちょんちょん釣りで、穂先とオモリの拮抗した感じ、穂先にオモリをのせて動かした後、しもり浮きが変化し釣りあげたような感じ。
なぜだろう。そうか、道具だ。 なんせ、僕の道具は仕掛けは自分で作ったが、竿、浮きはとみじのお古。お古とはいえ、使えるものばかり。
竿と浮きとオモリの関係は僕の大事にする所で、そのパーツが全部、とみじにより規定、揃えてもらったものだから整合性、バランスが取れているに決まっている。
以前は何でも釣れる。振り出し竿。とみじから、古い継ぎ竿だけど、使えたら、、と、頂いたヘラ竿に力学的な魅力と張力ある形状のすばらしさを今頃になり感じる。
ゴルフで昔のクラブは重たいが感じるものあり、今のは、軽くなりすぎて、シャフトとヘッドの感じが、体に伝わらないと言われたのを、思い出す。
師匠から譲られた古い竿だが16尺なら重くない。色々と体感できる竿に感謝する。 竿はダイワ製。アモルファス・ウィスカー抱月。炭素繊維の革命竿。
14,16、18,20尺と2本は自分で買ったが、オモリ1から2gを使うに適した竿と思う。
きっと、とみじは偶然と言い、使い感じはよかったと言うだろう。
その使い感じが良かった。を利便性というか、適正というか、はっきりしないが、かんざし浮きの抵抗を見事に緩衝させ滑らかにすることができる竿だ。
これは、手首の負担というか、右手の負担の少なさ。に通じ、使い手にはわかる。
ぞんざいな・・・と、言われた昨年とは違うぞ。と、自己満足でも納得できる釣りをできている。
昨年言われた言葉だが、きっと、カンザシ浮きの性能を表現しやすい、場所、気象、道具、餌がありトータルバランスをつかまないと、カンザシの良さって出ない。という話し。
マスターとみじ譲りの道具を使ったから、感じられ、伝わる心地良さを感じ、浮きだけで釣果出すのは無理。難しいと感じた日になった。
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カンザシ浮き 修行中編 師匠の浮き
2009年10月31日09:49
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師匠に浮きをいただいた。
1年前以来、2回目のとみじ製浮きだ。何気に恥ずかしく、照れくさい。去年、頂いたのは、全長25p、テーパー付きのもの。
今回は、30pを超えるもの。僕にはグラスのロングトップに見える。
簡単にグラスムク、ロングの構造は説明できないが、とみじからの、アドバイスと僕の考察力で師匠の浮きを見てみたい。
ノーマル浮きの素材はカヤ、孔雀、樹脂であり、トップは、軽いPCムクか細いグラスムクになっている。
なぜなら、グラスムクは、重く、水離れが悪くなるからだ。
仮に足を硬く、長くすると、立ちはよくなるが、大きくすることは、トップとのバランスに影響する。
その点、とみじ作のロング、大型カンザシは、見事。
一度はマスターとみじの大型から小型までの浮きを見て触り、感じた方なら、その軽さと球体の浮力の強さに見ごたえを感じるだろう。
冬風の匂いがし、冬波に負けない気合を感じる浮き。 穏やかな水面の静かな当たりをとるタイプもあるけど、それとは、違う冬風だ。
まるで、冬風に立ち向かうには、南極観測隊が重装備なように、浮き一つに視認性、浮力、強度、指先がかじかんでも、うまく操作できるような繊細さ、操作性、軽量と濃厚密度で凝縮させた迫力を感じる。
とみじは、塗装が下手と言うが、数メートルは離れた位置から見る訳だから、ハンド メイド 特有の塗装面の塗りムラって、影響あるかなと思う。
カンザシ浮きの特徴を、思いつく限り、添付してみた。
実に見事にその性能を添付にある2本のとみじ製のカンザシ浮きが表現している。どちらも、トップは25p。
球体の大きさが違う2種類だが、しっかり1g以上のオモリ負荷をかけられる。
25pのトップと球体を水面下のどこに置くか。
表層には、風、さざ波、ゴミ、など多くある、その障害多い部分には細いトップを置く。
仮にこの状態をノーマル浮きで作ると、巨大な棒浮きになる。
グラスムクは重いから長くする結果ボディが大きくなる。多きければ比重の多いカヤや棒浮きは表面積が多くなり、縦横から、色々な抵抗を受ける。その点球体発砲は比重が軽い。これこそ、比重が0に近い軟質発砲球体の魅力と強さで、小さい球体で充分、カヤ素材の大型に対応できる。
水深が150pでボディが細長く20cm、トップを5cm、沈めておくとする。そこに、風とさざ波が入り、しもり、斜めになると、角度によるが、棒浮きは形状が足側は細く、トップ側が太い。又は、上部の横断面が斜めになり長くなるから、ボディの上と下に速度の違う水流を横断面の差のある浮揚体(浮き)が受けることになり、浮きが震え始める。振るえはラインを揺らす。糸フケになり、食い当たりに対して鈍感になる。
水深150pに対して、カンザシ浮きはボディは多くて2センチ。 ノーマルは20cm以上。
どれほど、受けなくてもよい水抵抗を上下横から受けなくてはいけないのかと思う。
底から巻き上げる流れは、水深150pでは、上部の水量が少ないと、防ぎきれなく水面が盛り上がる。
球体はそもそも、上下が対象だから、変な斜めによる抵抗とかを受けない。どこに、流れが当たっても、同じに渦流が発生し、前面からの流れに対し後面から押され、球体の動きが落ち着く。震えない。
マスターとみじは、僕のようにはごちゃごちゃは話さない。仕掛けなり釣り方で、その性能を引き出せるかは別問題だから。
仮に、球体表面を引き抜く時の工夫、振り込み、餌の硬さなど、使っているうちに身につくけど、やらなければわからない。
だけど、苦労しないで身につく。なぜならば、印旛新川の釣り方や気象に合う様に、設計されている浮きがマスターとみじのカンザシだから。
とみじ製の適正おもりは1g前後。どんな釣り方になるんだろうか。 ライン、ハリス、竿などの条件、込みで、こうなるようだが、、?。
僕の言いすぎかな。だけど、全部でなくても、何回も見て、触り、考えた結果、作ったと思う。
さすがに、以前のように、使い使いで、使えなくなるまで使うのは、やめておこう。と、お守りとばかり師匠の浮きに魅せられる。
25年間の汗の結晶だ、1gなんて必要ないよ。と、思う。しかし、1gが必要な場面がある。その必要な場面をどこに設定したのかは、マスターとみじしか、知りえないと思う。
師匠はどこに設定したのか。秋の夜長の考え事だ。
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カンザシ浮き 修行中 師匠 登場
2009年10月30日14:28
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平日に休みがあり、朝、子供は学校。僕は釣りへ。と、妻のあきれ顔の送り出しを受け、子供の下校時間までの釣りに行く。
妻には、言ってもわからないから、内緒だが、今日はマスターとみじを誘ったのだ。ちょっと、ウキウキ、何を言われるかと心配。
いつもの深場に直行。カンザシ浮きの宙釣りの指南を受けたく、早速準備。3枚ほど釣り、準備万端。
連絡が入り、待つ。待つ間に1枚釣れたが、師匠が来る前に釣ったら支障ありとばかりに、合わせいれずに、寄せておく。
久しぶりに師匠に会う。師匠は今、腰痛で、竿は出さないが、おみやげと、ばかりに、師匠のハンド メイド カンザシを4本を頂けた。
市販品のトップの色彩に忠実、結構、市販品の色って原色では、ないから、素人では、同じ色彩を作れない。スゲーことだが、その辺りを言わずに渡すところが、技隠しみたいでいい。
ハンド メイド品が、市販品と同じに見えるって、凄いこと。
師匠の前で調子よく、ハーフ4枚上げ、カンザシ浮きの宙での、使い方や、今までの経験を聞くことができた。
自分の釣果を自慢げに話すことはできても、わかりやすく話すって、難しい。 なるほど、と、うなずくことばかり。
師匠が下校時間近くに帰り、僕もまた、納竿し帰路につく。
師匠は、カンザシ浮きをこよなく愛し、自信があり、普及へ意欲的。
僕は、カンザシ浮きしかもっていないから、羽根浮きやカヤ浮きとの差がわからないが、昼間、5時間、ハーフばかりだが、8枚。宙層で、新川で釣り上げることが、できたのは、カンザシ浮きのおかげだと思う。
素敵な浮きをいただけたことに、感謝し、師匠、師弟、弟子と、思えあえるって幸運と思う。
不思議と釣り場に行くよりも、帰りのほうが、自転車をこぐ足が軽い。 楽しい釣りだった。
添付は今日のハーフと自作のカンザシ。銘は3桃心。由来は色彩を桃にしたから、白、黄色、桃色。葉の黄緑。見やすかった。
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カンザシ浮き 修行中編 29,30,31,,,,一枚足りない、、、、。
2009年10月29日15:45
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雨、流れなく、爽やかな秋晴れ。
がんばるぞー。と、8時から12時までの4時間、深場にて宙をする。 16尺でやっと、底だが、底荒れがひどく、宙にする。
手のひらから9寸までの4枚。しかし、見た目すぐわかるが、側線鱗。受け口など、ヘラブナにあらず。 まだまだ、修行中だ。
底にオモリを着けないで釣るって、面白い。餌落ちを確認しながらの基本的な釣りをする。
だが予想では、ヘラブナは居て餌を食ってはいる。しかし、あわせ下手にて釣れない。と思って、モヤモヤ動き、これかな。の当たりに合わせるがのらない。
やはり、約一年で、宙で本物を釣ったのは0枚の実績、実力と思った。
ふと、マスターとみじに、パイプよりグラスの方が、やっぱり、敏感で、風、波ない日は、25pぐらいの浮きが使いやすい。と、いろいろと報告しようと思った。
今月は、坊主はないものの、1,2,3,4,5枚ほどと、コンスタントに、少なく釣っている状況だ。
だけど、最高。天気の良い日の野釣りは格別だ。
村上橋付近の写真、今日は波風、少しの、平常水位の新川です。
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カンザシ浮き 修行中編 台風一過
2009年10月27日20:30 |
昨日、台風だった。直撃の上陸ではないが、雨降った。
カンザシ マスター とみじより、冬の新川で一枚。をと、薦められて、昨年は寒く釣れなく、気のりせず、控えた。
昨秋はハーフばかりだが、10、11月で90枚釣った。41pや39pのものもいて、当時、ハーフ判別法など知らず、上の口唇が伸びるだけでハーフだと思っていた。
天狗になっていたら、愛用竿が割れ、網の柄が割れ、高切れをおこすなど、当時は、リール竿用のソフトケースだから、乱暴に扱っていたからと思うが、その話しを知り合ったばかりのとみじにしたら、恐ろしいこと、軽々しく考えないで。と返事あり、怖気ずき冬の新川に挑もうなど思わない。
そんな昨年の思い出があるが、今年は、冬の新川をやるぞー。と、意気込む。
意気込みの一方、対策はと、冬の新川をイメージ、台風一過後の、新川の増水、波、風にアタック。
背中から、日差しが入り、暖かい。これが、冬ならと、思う。
ここ5回ほど、深場に入り、宙を行う。
大抵は、片ずらしまで棚を下げるが、いきなり、底を目指さない。
いざー。と、気合いれて。
途中に家族に呼ばれ、2時間で終了。
結果、1枚となるが、ハンド メイド カンザシを使い、波、風のなか、マブナの当たりとったぞー。と、喜ぶ。
まだ、北風の中、凍てつく寒さの、釣りとはいかないが、練習をする。
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カンザシ浮き 修行中編 おもり
2009年10月27日00:26
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球体浮きの形状はおおよそ2種類。
軟質発砲か硬質発砲。他の素材で球型を作ってもよいが、比重の問題で、難しくなる。およそ、トップと足とでは、トップが長く、重たい。仮に、カヤや木片で球型を作ると、上下が逆さま、転覆がしやすくなる。球型は、重心が中央にあることが不安定にならない条件となる。
軟質発砲は沈まない。極に軽いから全く沈まない。水面に、接するだけ、表面張力にはじかれ、沈まない。仮に、水面に、浮きごと、投げいえたら、球体を支点にして、重たい方が下のシーソーのような横倒しになる。膨大な浮力をトップと足では、沈められないからだ。浮き下のオモリが引っ張り、やっとバランスが作られる。
硬質発砲の比重は0,5半分沈むバランス。最大横径の部分まで沈む。これでも、トップと足のバランスで、水面に投げ入れると、最大横径の部分で、トップと足の重たい方が下になり、上と下のシーソー状態で直立した形で、浮く。
他の素材は比重が0,6なり0,8なりで、硬質発砲に比べ沈むが
最大横径を越えて球型の6,8割の半分以上が沈むという事になり、浮力を持つという要素がなくなる。
だから、球型の形状を持つ時、硬質発砲か軟質発砲のいずれかを選択すればよい。と思う。
参考までに、球体の体積から、負荷オモリ量を出してみた。
もちろん、足と浮きの体積と重さ分が、球体に加味されるから、最低のオモリ量と考えていただきたい。
僕は、仕掛けにオモリを2箇所に分け使用する。 一つは、球体の大きさから、導きだされた分をセット。
もう一つが、トップ、足からなる部分のオモリをセットする。
餌落ちをトップのどこに持っていくかで、2つ目の重さを変化させる。
球体の体積は、4×円周率(約3)×半径×半径×半径÷3だ。 略式は、半径×半径×半径×4で求まる。
半径はセンチが単位なので、6mmなら0,6とする。
直径が14mmの硬質発砲は0,7g。
直径が14mmの軟質発砲は1,4gになる。
比重が半分だから、どちらかを2倍すれば、導きやすい。 ぜひとも、参考にしてください。
仮にテーパ付きはトップだけなら、3分の1だから、円柱を円錐にする。
テーパは、水離れがよくなり、当たりも敏感になる特性をもつ。
今月は台風の多く、釣りできていないな。と残念がる。
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ハンド メイド カンザシ っていいな。と、再認識。
8時30分から10時30分まで深場にて釣行。東風が入り、いつもより強く波が入る。
浅場でやっている人はいたが、竿をしならせたのは、僕だけだ。と、驚く。
波強いときの深宙は、いつも使う15mm径パイプ、15cm高の18o硬質発砲は無理。沈められないし、トップがあおられる。
浮き変更し18o硬質発砲、08グラスムク、32cm高のトップのカンザシにする。
どっぷり2目盛りまで沈め、餌落ちは上から4目盛り。
2目盛り分の釣りとなる。
深い宙より棚を変え結果、片ずらしまで進む。
2時間で2枚。合格点だが、2枚目のフナにヒゲらしいものが、底の証か?
秋の今、活性がいいのか。パイプを使った、パイプカンザシを面白く使っていたが、次ぎくるシーズンを忘れていた。
マスターとみじが冬場用カンザシを作成中とのこと。 設計を教えていただいた。途端に冬場の実績をもたない自分に秋風が吹いた。
素材が違う。
グラスムクの比重は重い。硬く詰まっているから、僕の使うポリカーボネートトップと違い、強度があり水面離れがいい。
軟質発砲、硬質発砲は比重と表面の硬度が違うから、変形やオモリ負荷量に倍程の差がでる。
マスターとみじの冬場実績は僕も知る所で、冬風の中、20尺を使う。 今、僕は16尺を使用。冬風の4尺差は大きい。
まず、軽いオモリで、振り込めるかな。とイメージがしぼれる。
一行打つ手が遅くなり、机の前なのに、新川が広がる。
ちょっと、作戦考えよう。それこそ、机上の空論にはまるかな。 不安半面、好奇心半面。
これだから、ハンド メイド カンザシは、おもしろい。 ただ、選び購入でなく、設計、製造、実釣のセット。
添付は今日、成績のあったポリカーボーネート08トップカンザシと
春を待つ気持ちで作った。桃色、黄緑色彩の08ポリカーボーネートカンザシのトップ。
それと季節の変わり目を思わせるヒゲあるフナです。
ちなみに、針は、右の唇のヘリにあった。左側の写真では、見えない所です。
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